ナナハンという昭和のBigバイク -4ページ目

ナナハンという昭和のBigバイク

ナナハンという昭和のBigバイク

H2のレーサーシリーズ代2弾はKR750です。



スタイルも少し洗練され高速レーサーというイメージが良く表れています、タンクの横の丸い所は当時流行った航空機タイプのクイックチャージ給油装置です。(-。-;)

パワーは120Ps以上有ったと言われてましたが、やはりハイパワー故のスズキと同じトラブルが有った様です。



スリックタイヤになってもトレッドの剥離が起きていたみたいで、タイヤバーストによる転倒事故が続出したみたいです。(><;)

タイヤメーカーもTRやKR向けに高性能タイヤ開発を急いだ様ですが、中々これらハイパワー車の性能に付いて行けなかった時代でした。

スズキのバリーシーンもこのトレッド剥離によるバーストで、事故を起こし瀕死の重傷を負ったのでした。(>_<)

本田宗一郎さんがレースは走る実験室と言ったそうですが、まさにエンジンやフレームばかりでなくタイヤもチェーンも実験の繰り返しの時代だったのですね。(°Д°;≡°Д°;)

KRのおまけ、エンジンの画像が有りましたのでまたまた拝借。(;^_^A



まあH2ベースと言えばH2ぽいですが、全く別物のKRのエンジン画像です。



さらに変な4気筒化されました、並列でもVでも無い独特のシリンダー配列ですが、振動が多かったみたいで結局未完成で終わったみたいです。(/_;)/~~


どもども e-爺です(=⌒▽⌒=)

休日の午後ウトウトしとりましたが、シャキットしたいので?ナナハンシリーズレーサー編、カワサキH2Rー750レーシングマシンについてなど少し。



↑ このH2Rは75年のものの様でワークスライダー和田将宏さんなどが、アメリカのデイトナで行われるレースなどで活躍していた頃のマシンです。

パワーも
100PS/9000rpmとスズキの水冷TRに劣らぬもので、軽量なマシンという事も有り結構速かったですね。
(後年、モータースポーツミスターヒロを開店したとき窺って、和田将宏さんにH2に纏わるお話を聞いた事が有ります。)

このマシンの特徴は



ごらんの通りシリンダーヘッドだけデカイのではなくて、噂によると3気筒とも2番シリンダーのフィンが短い物を使っていたらしい、何故そうしたのか和田さんに聞いた様な気がしますが忘れました。(^▽^;)

ただハイパワーを誇る2サイクル空冷エンジンでしたが、やはり焼き付きとかのトラブルが多く間もなく水冷化され呼び名もKR750と成りました。

KRはH2Rがベースとは言え全くの別物で、市販車ベースのマシンとは程遠い感じがします。

今写真を見てもシンプルでその軽量さが窺えますね、デイトナのレースビデオを見たときウイーリーしながら加速するH2Rに e-爺も感動し鳥肌の立つ思いをしたものでした。(^-^)/

Z2が販売されるまでこのH2Rや後のKR750が、レースで勝つたび販促に利用していた様に覚えています。



どうも e-爺ライダーです。(*^▽^*)

CBとG7が続きましたので、ここらでH2のお話を一つ。

かつて e-爺が乗っていたH2はゴールドでした、若い時からH2=ゴールドなイメージが強かったからです。

しかし、最近ネットで写真を見ているとブルーも中々良い感じと思えてきます、今までは単純にブルーはソリッドカラーなので安っぽいイメージしか有りませんでしたが。



こうして見るとブルーもキャンディーゴールドより、中々落ち着いた感じでGOODですね。

ブルーがソリッドカラーと云うのは e-爺の勘違いかも、メタリックやキャンディーだったかも知れません、なにしろ暫くH2など見ていませんし最近記憶力が・・・・(;^_^A

まあ色の事はともかくとして、e-爺のH2はチャンバー仕様でしてとても街中では乗れたものでは有りませんでした。



↑ こんな感じのメッキチャンバーでして、テールパイプに申し訳程度のバッフルが入っているだけした。

フル加速などしようものなら辺り中から非難の視線が突き刺さりました。Y(>_<、)Y

探す事暫しでやっとマッハマニアからノーマルマフラーを手に入れ、どうどうと乗れるはずだったがノーマルでもこれまたヤカマシイと近所からクレームが来たものでした。

その頃は e-爺の自宅近辺も住宅街になっていたので、休日の朝などH2に乗る時は民家の少ない所まで押して行ってエンジンを掛けていました。(ノ_-。)

同じ2サイクル3気筒でも友人のGTは水冷という事も有って、全然音などでクレームが来た事無いという差が有りましたね。(`×´)

そんな訳で閉口した e-爺はアッサリH2を手放してしまいました、まさかこんなにH2の中古相場が高騰するなんて夢にも思わず、今の中古価格の10分の1程の値段で売りました。。(´д`lll)

毎度の事では有りますがダメと思えば速攻で手放し、次のバイクを早々購入するという悪い癖が有り、中古相場なんて考えた事も無く後で損したと気付くピンボケライダーなのです・・・・続く(ノ◇≦。)