ヒロはまた帰って行った。


帰省の予定を一日延ばして、昨日は一日中一緒に過ごした。少し遠出をして、綺麗な景色を見て、写真をたくさん撮って…そのあとはヒロの部屋へ。


ちょっとだけ待ってて。


ヒロはそう言った。
わたしはまた泣いた。



ヒロは今頃自分の家に着いて、どんな会話をしているんだろう。


あの笑顔で、優しい声で、だれと話してるんだろう。


ラインは朝で途切れた。



まるで沈黙の中にいるような。
切なさ。



これだけはどうしてもなくならない。