1997年に3B型パサートをひょんなことから購入して以来ずっと付き合ってきたディーラーが、今年いっぱいで閉店することになりました。


親会社である岐阜トヨタ自動車がフォルクスワーゲンの販売から撤退することは、実はもう何ヶ月も前から担当セールスに聞いて知っていました。


これは先日受け取った正式な案内です。




ご存知の方も多いと思いますが、フォルクスワーゲンはかつてヤナセが総代理店をしていました。


ところが、ベンツ同様プレミアムブランドとして売っていきたいヤナセとさらなる拡販を目指したいVWが対立、ほとんど一方的に契約を打ち切り、フォルクスワーゲン・アウディ日本を立ち上げました。


ここからトヨタ自動車が販売提携をすることになり、トヨタディーラー系のDUO店と地場ディーラー系のファーレン店がスタートしたわけです。


岐阜県内には岐阜トヨタ自動車が経営するDUO岐阜中央が2店舗、トヨタカローラ岐阜が経営するDUO岐阜21が2店舗、可児市の広和自動車が経営するファーレン東岐阜が1店舗ありました。


数年前にトヨタが販売提携を解消し、DUOという名称がなくなりました。


ここでトヨタがトヨタ系列ディーラーにある要求をします。


新設店舗だったカローラ系店舗(多治見店)を除き、3店舗はいずれもトヨタディーラーの敷地を間借りしていましたが、VWの販売を続けるなら店舗を完全に分離せよというのです。


つまり新しく店舗を作れということです。


ディーラーは広い敷地と設備を必要としますから、新たに造るとなると数億のお金がかかります。


トヨタカローラ岐阜はディーラー存続を希望したのですが、親会社の西濃運輸が反対したため、今年3月で撤退してしまいました。
(ちなみに西濃運輸の本社が岐阜県大垣市にあることは意外と知られていないみたい)


カローラ系の撤退で岐阜市近郊は独占状態となるため、私の行きつけであるVW岐阜中央は勢いづいたかに見えたのですが、一向に建設予定地が決まらない。


一体どうなってんだと思っていたところ、あろうことか岐阜トヨタもフォルクスワーゲンの販売から撤退するという。


これは販売店のスタッフも考えられない展開だったようです。


詳細はよくわからないのですが、フォルクスワーゲン・ジャパンの「上から目線的な」対応に岐阜トヨタ自動車が反発したらしい。


もともとワーゲン店は社内でも異端児的な扱いをされており、トヨタ車に比べてどうしても力が入らなかったことがワーゲンジャパンには気に入らなかったのでしょう。



先日ヴァリアントの車検を受けました。


ショールームには何台か展示されていますが、いつも4~5台あった試乗車はもうありません。


メカニックとセールスも何人か異動したとのことで、来客も少なく閑散としています。


あらためて「閉店」というものがいかに寂しい気持ちにさせるかを実感しました。


さて代わって岐阜市内をカバーする新しい店はこの2つ。




ひとつはファーレン東岐阜の岐阜南。


もう一つの4月オープン予定は岐阜六条で、富山の光岡自動車が東海地区に初めて進出します。


しかし岐阜南はすでにオープンが遅れて1月6日になるそうで、岐阜六条の建設予定地はいまだ田んぼのまま。


我が家の2台のゴルフはこれからどうなるんだろう?