自動車事故に詳しい方ならご存知だと思いますが、交差点内の事故で過失割合が100:0はない、というのが常識です。
当事者双方が動いているからです。
しかし例外があります。
どちらかが道路交通法違反をしていた場合です。
娘の言う通り、右折信号が出てから右折を開始したのであれば相手が信号無視をしたことになります。
その場合こちらに過失はなく、修理費用は全額相手の保険から支払われます。
事故で双方の主張が食い違って過失割合が決まらない時、目撃者を捜すことになります。
事故処理の際、警察官から看板を出すか聞かれたそうです。
交通事故の目撃者を探す立て看板をよく見かけますが、こういう時に用いられるのですな。
しかし目撃者ってそうそう申し出てくれるものでしょうか?
保険会社の事故担当に聞いてみたところ、
3件に1件は申し出があるんだそうです。
結構な確率ですね。
保険を使えば3等級下がりますから、次年度の保険料に大きな差が生まれます。
数日してディーラーから修理費用の見積もりの連絡が来ました。
なんと70万を軽く超えました。
車体が変形していますからフレーム修正をかける必要があり、それだけ費用もかさむんですね。
相手が信号無視をしていることが認められればこちらの過失は0になり、この修理費用は全額相手側(実際には保険会社)から支払われます。
「黄色だった」と向こうが言っていることに納得いかないこともあり、看板をダメモトで出してもらうことにしました。