仕事で東京(正確には川崎)を日帰りで往復してきました。


新幹線ではなくクルマでです。


早朝5時に出発し、10時に到着、半日滞在して夜帰宅するという強行軍でした。


ちなみに今乗っているゴルフ6のGTIでこれほどの長距離運転は初めて、かな?


この日帰り出張のためにわざわざカロッツェリア楽ナビの地図データ更新までしました。


何せ新東名が載っていないので、更新せずには行けません。


ところが基本的にナビは距離で判断するため、ルート検索かけると旧東名しか勧めてこないではないの。


別ルートでも出てこない(東名じゃなかったら中央道、それもダメなら一般国道が示される)ため、案内には構わず新東名へ進入。



さて私の車はトゥーラン以降5GTI→6GTIとクルーズコントロールが装着されていて、高速を長距離移動する際には一応使ってみたりはしています。


しかし中部地方の高速道路はどこを走っても自動車の過密度が高く、まあ使えそうなのは常時空いてる北陸道ぐらいのものです。


ゴルフのクルーズコントロールはアウトバーンのある国らしく時速160kmまで設定可能ですが、日本では全く無用の長物だなと思っていました。


しかし新東名に関してはかなり役に立ちます。
(新名神は走ったことがないのでわかりませんが)


去年のブログにも書きましたが、新東名は道幅が広い上にかなりの区間が3車線でとても走りやすくなっています。


走行中の車の密度が比較的低く、アップダウンが少なく、ゆっくり行きたい車と飛ばしたい車がはっきり車線で分かれます。


ですから、クルーズコントロールを使って走行していても、後に付いた車に煽られたり、遅い前の車につかえたりということが比較的少ないんですね。


今のところ新東名は三ケ日~御殿場だけですが、行きも帰りもこの区間をほとんどクルーズコントロール使用で走ることができました。


右足の置き場所に困りますが、アクセル操作をしなくて済むのも疲労軽減に効果があります。


ただし機械的に速度を維持することにやはり違和感があるのは事実です。


上り坂やきつめのカーブで自動的にスロットルを開けるので、車が勝手に走っていくような、暴走しているような感覚があるんですね。



さてここから快適性という側面以外でのクルーズコントロールの効能について書きたいと思います。


先日アクアラインで改修が行われたように、人間の感覚のまま運転すると上り坂で皆ペースダウンして渋滞が起きやすくなります。


運転していて楽しいか否かはともかく、多くの車がクルーズコントロールを使えば渋滞が減る可能性はあります。


今回再認識したのですが、クルーズコントロールで追い越し車線を走行中に走行車線から追い越し車線に入ってくる車があると、みるみる前車との距離が詰まってしまい、当然ながらブレーキを踏むことになります。


自動車学校でも「車線変更の際は後続車に減速させないように」と習った記憶がありますが、見事にできていないドライバーが多いということです。


ドライビングのコツを教える書籍などでも「自分を追い抜いていった車に追突するぐらいの気持ちでアクセルを踏みなさい」と書かれていたのを読まれた方もいるでしょう。


私自身何気なく追い越し車線に進入していますが、速度差がこれほどあるという認識はありませんでした。


みんなが当たり前のように行っている車線変更が、渋滞の遠因になっているということなのです。