昨日の160万円詐欺は後程で
2006年5月にマレーシアで体験した詐欺話を
日本へ帰国するためのトランジットでマレーシアに約12時間滞在したときのこと
朝8時に空港到着
時間があるので空港の外へ出ようとインフォメーションに尋ねた・・・と思う
記憶は曖昧だけど、たぶん空港からバスか電車で移動
私は方向音痴だから、たぶん電車だろう
あまり賑やかでないアーケードに着く
チャイナタウンだったと思う
朝ごはんの場所を見つけようとブラブラ歩いていたら若い男性に日本人かと声をかけられた
念のために言っとくけど決してイケメンではなかった
要は、妹が名古屋の大学へ留学する予定だが
母親が心配をしている。
自分は日本はとても安全な国だと知っているのでそう言うが
母が納得しない
日本人が説明すると説得力があるので
今から電話をかけるから母親に話してくれ
そんな感じだった
それですぐに電話をかけたら、母親の妹が産気づいて
今、病院に向かっているとのこと
もう少し待ってからかけなおしたいので
マクドナルドに付き合ってほしい
30分後にまた母親へ電話をしたい
私、信じたのよね
マクドナルドへついて行きました
どうせ、すること無いし暇つぶしに良いかと思って
コービー飲みながら待っていたら
声かけた人の従姉という人が現れた
三人でワイワイと過ごして
時間になって母親に電話をしたら今、生まれたので
これから家に帰るからとのこと
それで、家に誘われた
従姉もいたので気を許したのよね
三人でタクシーに乗って移動
お家にお邪魔して朝食を頂く
食後にコーラーを飲みながら母親の帰宅を待つ
そこへ産気づいた人の旦那が現れた
子供が生まれたと上機嫌の様子
その人はホテルのカジノで働いているとのこと
カードゲームのやり方を教えてもらう
中にはインチキをする人がいると言って
インチキの方法まで伝授してもらう
すると、そこにホテルの女性客という人が現れる
この人は昨晩、物凄い大金を負けた人で
イライラ気味で登場
そこでなぜか、この女性と私がカードゲームで対戦することになる
先ほど学んだインチキをすれば絶対勝てるからと言われ
今思えば変な話なんだけど、
出産祝いに一山当てて、折半しないかと言われ
話に乗ってしまった
この時は、疑っていなかったと思う
そしてカードゲームが始まった
私の掛け金は、旦那が立替だったかくれたのだったか記憶が曖昧だけど
私はこの時点ではまだ財布を出していない
何回も勝負をしたけど、インチキやっているので
私の圧勝
テーブルの上には米ドル札が丸まって輪ゴムで留められたものが
いくつも転がっている
私は、旦那への出産祝いだと信じていたので、いくらあるのか
ひと勝負いくらかけているのか、関心がなく勘定もしていなかった
30分ほどして、私の携帯電話が鳴った
日本からだった
電話に出るなと言われたけど、電話に出た
話しているうちに少し熱が冷めてきて、今の状態を客観的に見ることができた
なんかヤバいかもと思い始める
その後は、勝ち勝負をしながら、どうにか逃げることだけを考え始めた
そしたら遂に、相手が仕掛けてきた
女性客が負けっぱなしでイラついてきて
最後に大金を賭けたいと
今まで旦那に出してもらったお金と、女性客から巻き上げたお金を合わせても
足りない金額を賭けたいと言われ・・・
チャンスだ!!とドキドキした
ここで初めて私の財布を出すのだけど
運のいいことに、日本円の財布と海外用の財布を持っていて
取り出したのは5000円程しか入っていない海外用の財布
これじゃ話にならないのでカードで現金を引き出したいと言ってみた
じゃあ、ひとまず休憩にしようとなって
女性客が部屋から退出
その後、私も荷物をまとめ、逃げるように走り出し
玄関を飛び出した
私に声をかけてきた男性と従姉が追いかけてきたが
タクシーをとめて、さっさと乗り込む
そこまでしても、もしかして日本留学の話は本当かもしれないと思い
私の海外赴任先の名刺を渡した
「妹さんにもし何かあったら連絡してね」と言って(笑)(笑)
半分信じていたんだろうねーーーー
そしてタクシーでペトロナスツインタワー近くへ
冷静になってみると、ヤバかったよね
もし、朝食やコーラに何か入っていたら
とか
本当に怖い人達だったら逃げ切らなかっただろうとか
総勢、4名だったからね
相手もあわよくば騙せたら。くらいな感じだったのかな
それとも、あの程度でも騙される人がいるのか
今となっては不思議な体験だった
笑い話になって良かったけれど
あまり人を信じるのも良くないよね