最初に乳がんを見つけたとき、
私は神奈川県の葉山に住んでいました。
乳がんを見つけたのは、
忘れもしない、あの大震災の直後のことです。

悪性度も低いし、という事で
放射線もなし。日帰り手術でした。
(のちに、このクリニックの先生を信じられなくなる事の連発で、転院しますが、その経緯もぽちぽち書いていこうと思います)


そして2年後の再発のとき
私は東京に戻る事を決めて動いている真っ最中でした。

放射線をしてから東京にするべきか、悩みました。

私はその時点で葉山に13年住んでいたのですが、
寂しくて、東京に帰りたくて堪らなくなっての決断だったのです。

おなじ葉山に住み、おなじ乳がん経験者の友達に相談したら、

東京のほうがオススメ!
と言いました。

葉山にいてもなにも景色が変わらない。
放射線治療の一ヶ月ちょい、
景色の変わらない葉山にいたら、きっと滅入ってしまう。
始終景色が動いている、活気のある東京で治療したほうが良いと思う!と言ったのです。

(彼女は仕事がらしょっちゅう東京に出たり、出張に出かけたりする人でした。)

そんなわけで
13年過ごした葉山に別れを告げ、
東京で治療に入ったのでした。

つづく