きのうジムにいって、
髪を乾かしていたときのこと。

隣りには、これからプールに入るひとがいて、
そのひとはお化粧をおとしていた。

クレンジングクリームをくるくるやりながら。

そして次に水道の水をだして、
そっとすくっては
ぱしゃ、ぱしゃ、と静かな動作で顔をゆすいでいた。


私はなぜだか、その指、手の動きから目が離せなかった。

その一連の仕草からは、彼女の生まれ育った背景がみえるような感じだった。
普通だけれど、幸せな家庭。

そんな匂いがした。

なんだか、

うらやましかった。

きっとあんな仕草を私はしないだろう。