映画から絵本
24時間テレビを見ていたら、
コマーシャルに「カールじいさんと空飛ぶ家」の予告が何度も流れました。
12月5日公開のディズニー・ピクサーの最新映画です。
今までの予告映像は、
「屋根のカバーが外れ、たくさんの(1万個)の風船が現れ、じいさん、こどもを乗せた家が冒険に旅立ちます。
向かうのは、南米ギアナ高地のような場所で、大きな鳥や、犬に出会います。さてさて、どんな冒険になるでしょう!」
って言う「冒険映画」な感じでしたが、
昨日からのコマーシャルは違っていました。
新聞のコピーも、「愛する妻が死にました。・・・・だから私は旅に出ます」
になって、映像も
「じいさんが子供の頃、1軒の廃墟の前で少女と出会い、やがて、2人は結婚。その思い出の家をじいさんが買い取り、2人で住みはじめます。いつかはテーブルマウンテンに家を!と2人で夢見ます。が、その夢が叶わないまま、2にんは老人になり、奥さんは亡くなりました。1人なったじいさんは、2人の夢を叶えるために、1人、冒険の旅に出発するのでした。」
に、なっていました。
そうなんだ。
観たい気持ちが、100%だったのが、200%になりました。 (アップです)
この予告映像を見たとき、子供の頃、好きだった絵本を思い出しました。
それは、「ちいさなおうち」です。
(1965年、バージニア・リー・バートン作、石井桃子訳)
「ある田舎ある小さな家、そこに家族が住み、成長していくのですが、その年月と共に、その場所も発展していき、村になり、街になり、都会になって行きます。小さな家はずっと変わらず、そこにあったのですが、だんだん肩身が狭くなっていき、仕舞いに廃墟になってしまいます。小さな家は元気が無くなってしまいます。・・・・ある日、工事の人がたくさんきました。その小さな家を・・・・・・・」
となるのですが、この本が子供の頃大好きでした。
ずっとずっと何回も読んだ絵本でした。
この絵本は、以前あった豊橋西武の書店に、母と2人で行き、
あれこれ絵本を見ながら、「これが良い」といって母に買ってもらった絵本でした。
レジに行くと「ウルトラマン怪獣百科」か、何かがあって、目が輝いたことまで覚えています。
残念ながら、その絵本はもう無いのですが、
2001年に岩波書店から、改正版になった絵本は、知り合いの子供さんに
何度か、プレゼントしたことがあります。
その、「ちいさなおうち」と「カールじいさんの空飛ぶ家」が、重なってしまう、おっさんです。