タイ。カンボジア兄弟旅・12
もうバンコクに来たら、必ず行くことになってしまった、
兄の楽しみムガッタ屋さんへ行くことになった。
ムガッタは豚鍋と書きますが、ジンギスカン鍋の下の凹みに水を入れ、
野菜を煮つつ、焼肉を食べるというものです。
兄いわく、魅力は「食べ放題」なのです。
ムガッタに行くために、兄は日本でインターネットや旅本でムガッタ屋を調べ、
今回も既に1軒に行きました。
そこは、ちょっとパワー不足だったので、2軒目に期待を込めて行って来ました。
カオサンに宿をとっていたのですが、
直ぐ横を流れるチャオプラヤー川の向こうにムガッタ屋さんがあるらしい。
チャオプラヤー川には大きなブラ・ピンクラオ橋と言うのがかかっているのですが、
兄は船で行きたいというので、渡し舟に乗ることにしました。
( 橋を歩いても7分くらいで渡れます。)
夕方5時過ぎに船着場に行くと、渡し船がやってきたので早速乗りました。
船は揺れます。
忘れてました。船酔いするんだった、自分・・・・・。
渡し舟は3バーツ(10円くらい)。
船は川の流れというか、凄くゆっくり・・・・どんぶらこっこ、どんぶらこっこ・・・
とゆっくり進みます。
他の船が作った波で、またまた船は揺れて、どんぶらこっこ・・・。
酔う・・・・。
早く着いてくれーと思いつつ、きっと歩くのと変わらないくらいの時間をかけて、
反対側の船乗り場に着きました。
気持ち悪い。
船を下りると、なんとそこがムガッタ屋さんでした。
ラッキーなのか、ちょっと元気になるまでテンション低めで入店。
思った以上に大きなお店で、歌謡ショーをやっていました。
男女の歌手の人が、タイで流行っている歌をずっと歌っているのですが、
その歌が凄く上手だったので、ライブ最高と、テンションも上がり元気になってきました。
準備出来たぞと、
いつものように早速ムガッタ開始です。
きっと何百人も入れるムガッタ屋さん。
因みに料金は1人99バーツ(300円くらい)
雰囲気にのまれ、どんどん食べてしまいました。
味も、雰囲気も、合格なムガッタ屋さんでした。
帰りは船は運航終了だったので、(というか、もう船は乗りません)
歩いてブラ・ピンクラオ橋を歩いていくと、橋の上からムガッタ屋さんを眺めてみました。
おっさんはイメージとして、「千と千尋の神隠し」を思い浮かべました。
「千尋が始めて迷い込んで、白と会って逃げ出し、石段を降りていくと、
そこは海だった。
呆然としていると、そこに船がついて、萬の神様がたくさん降りて来て、
湯屋で宴会となるところ」 (長くてすいません)
その場面が頭に浮かんで、「おっさん兄弟は、萬の神様なんだな。」
と思うと、ちょっと良い気持ちになって、橋をトボトボ、宿に帰るのでした。