そうだ、奈良に行こう・5
10月14日、火曜日・・・平日
昨夜の天気予報は雨。
といっても昨夜は降っていなかったので期待していたが、
ちょうど、目覚めた6時頃から、雨が降り出した。
雨の飛鳥路になりました。
近鉄奈良駅から、特急に乗り、2回乗り換えをして「飛鳥駅」に着いた。
晴れていたらレンタサイクルのつもりだったが、雨。
こうなったら、バスしかない。
時間を調べたら、ほぼ1時間に1本だ。
ということは1度、下車したら、そこに1時間居なければ、次のバスが来ないということだ。
帰りの京都発の新幹線が決まっていたので、逆算して、駅に帰ってくる時間を決めた。
近鉄も1時間に1本の特急だったので、遅れると大変だ。
まずは、バス待ち時間がもったいないので、高松塚古墳まで傘さして歩いて行った。
15分くらいで到着。
高松塚壁画館に入った。
これが、なかなか良かった。
もちろんレプリカなのだけど、百虎、玄武、青龍、朱雀が凄く神秘的・・・。
石室の復元もあって、充実していた。
壁画発見は、地元農家の人が作物貯蔵用の穴を掘ったことが、きっかけと言うから面白い。
古墳だと気が付かなかったのかな?
周りの山が全部古墳に見えてきた、おっさんでした。
ここから1時間に1本のバスに乗り、行きたかった場所の1つ「石舞台古墳」にいった。
雨が降り続くので、傘を差して散策だ。
感想は、「思った以上に大きかった」。
1つ1つの石が大きく、人が横に寝ているような感じがした。
本来は土の中にあるのもが、土が無くなって出てきてしまったのが石舞台古墳だった。
横から内部に入る事が出来る。
修学旅行の小学生が、何校か来ていました。
バスが来るまで時間があったので、11時くらいにちょっと早いけど、
近くの食堂に入った。
すると、「雨で外では弁当が食べれないのは可哀想」と、食堂が場所を提供してくれたらしく
40名ほどの小学生が弁当を食べていた。
ワイワイガヤガヤ、楽しそうにみんなで昼食だ。
おっさんはその横に座り、うどん定食を注文して、食べだした。
直ぐに、小学生が昼食の時間が終わり、出発することになった。
先生が、
「では、みんなで食堂の方にお礼を言いましょう」
と全員が立ち上がって食堂のおばちゃんの方を向いた。
おばちゃんと小学生の間に居たので、顔を上げることも出来ず、黙々とうどんを食べていた・・・
気まずい。どうしよう・・・・
「ありがとうございました。」
とみんなで元気に挨拶をして、小学生一行は食堂を出発した。
食堂の中はシーンとした。
ちょっと、恥ずかしい気持ちになったけど、雨の修学旅行、風邪ひかずに楽しんでねと思いました。
食べ終わって、外に出ると、ちょうど1時間に1本のバスが来る時間になっていた。
しばらくするとバスが来た。
つづく