化石発掘。1
先日、名古屋からJR中央線に乗り、岐阜県は瑞浪市に行ってきた。
ここは昔、デスモスチルスというカバやバクに似た、哺乳類の化石が発見されたことで有名で、
化石博物館などのミュージアムが集まっている公園がある。
化石を見るのも良いけど、ここのウリは、化石探しの実際に出来るということだ。
前々から計画をたて(ハンマー、タガネ、軍手は持参。貸し出しなし)、
クルマはやめて、のんびり電車の旅にした。
JR瑞浪駅到着。
インターネットでは、ここから化石博物館まで徒歩30分だ。
のんびり歩いていく。
自分の他には誰も、化石博物館方面へ歩いている人はいない。
瑞浪市は周りが山の、良い感じの田舎風景がある。
田んぼの草取りを手伝う子供たちや、
栗、ザクロ、キィウイ、などの実がなっているのを見つけたりと、
アチコチ、寄り道しながら歩いて行った。
博物館までは、ゆるい上り坂。
クルマはたくさん追い越していくが、やっぱり、歩いている人はいなかった。
ちょっと汗かいて、やっとのことで瑞浪市化石博物館に到着した。
1時間もかかってしまった。
ここに来たのは、発見された化石がたくさん展示してあるのと、
化石発掘の許可証を申し込むと、野外実習地で化石発掘が出来るからだ。
デスもスチルスや、貝、サメの歯などの化石を見て、許可証の申請をした。
野外実習地から見つかる化石(貝がほとんど)の説明書や、発掘の注意事項の紙をもらった。
実習地までの地図をもらったが
「クルマですか?」
「歩きです」
「・・・・・・・・」
ほとんどの人がクルマで来るらしく、歩いていくと行ったらビックリしていた。
歩いても30くらいの距離だ。(しかも下りだし)
と思っていたら、
「実は、許可証は発掘が終了したら、ここの博物館に5時までに返却なんですが・・・・・」
「えっ?また、戻ってくるんですか?」 ガ-ン!!!
「でも、徒歩の人は大変なので、後日郵送してください」
「はい。そうします。」 セ・・セーフ・・・・。
ここまで、戻ってくるのは、考えたでけでも大変だ。郵送で良いと聞いて、ホッとした。
では、野外実習地に出発です。
つづく