宮崎駿さん | 畑とポストカードと旅と

宮崎駿さん

8月5日、NHKで夜10時からの番組「プロフェッショナル」は


崖の上のポニョの宮崎駿さんだった。


スタジオジブリの映画のメイキングは、


「もののけ姫」のときにDVD化されていて、初めて見る作業風景ではなかったが、


職人さんの仕事は、ずっと見ていても、もっと見たいと思ってしまう。



宮崎映画の作業風景は特種なんだろうと思うのが、


映画を製作するのに、最初にストーリーが決まってないこと。




いや、違う。


宮崎駿さんの頭の中にはストーリーの本筋は出来上がっている、と言っていたので、


どう見せるか?どう組み立てるか?


その設計図というべき、絵コンテがずっと現在進行形で進んで行くのが宮崎流なんだろう。




宮崎駿さん


頭をポリポリかきながら、アニメーターの描いた絵をチェック。


納得いくまで、消しては、描いて、消しては、描いて・・・


若いころの5分の1の仕事量になってしまったという


67歳。


きっと、自分の全ての能力を発揮し続けているのだろう。


体力的にもきつそうだ。


これが最後の長編作品かも、と言っていたが、


宮崎作品を待っているファンは多いと思うので、いろいろな作品を作り続けて欲しいと思った。




鉛筆で、線を消しては、描いて、また、消して、


「線を探しているんです」


「1本の線で、絵が生きてくるんです。」


ジーンとした。


職人仕事は、本当に素晴らしい。


おっさんの憧れだ。





2,3年後、


愛知県豊田市にジブリのアニメーター養成学校が出来るそう。


豊田市といえばトヨタ自動車だが、平成の大合併で山間部まで豊田市になって、


山あり、川あり、田んぼあり、そんな自然豊かな土地で、将来のジブリ作品が生まれていく。


凄く楽しみだなぁ。