タイ、その13

バンコクには、チャオプラヤー川の他に、何本か運河もあって、
人々の足として、運河ボートがある。
なんか優雅な感じだが、そうではない。
約30人乗りボートは出発時間が近づくと、ドッと満員になる。
ボートの両サイドには、ボートの淵から1メートル位の高さまでのビニールがあって、
両サイドに座った人は、ビニールを頭の高さまで持ち上げないといけないのだ。
何で??と思うでしょう。
それは、運河の水が汚くて、シブキを浴びると臭いからなのです。
生活排水の設備が十分ではないので、
ボートも走るが、排水もするということだ。
乗ったら行き先を告げて、料金を払う。
おっさんたちは1人8バーツ(28円)のところで下船だ。
初めてで、何処で降りたらいいのかわからなかったが、隣りに座ったタイ人のお兄さんに話したら、
着いた時に、大声で
「ここの、日本人、降りるよー」
と船頭さんに言ってくれた。ありがとうでした。
そんなことで、初運河ボートを降りて、雑貨屋さんのたくさんある地区へ。
ちょっと疲れたので、橋からボーと川を見ていたら
「あっ――――!!!!」
「トカゲだ」
とおっさんは興奮。兄に報告。「おー」
と盛り上がるおっさんブラザーズ。の横で全く気にしないで釣りをする地元タイ人。
(水トカゲは、コモドドラゴンの祖先みたいです)
日向ボッコ中の水トカゲは、ウトウトして警戒心なし。
きっと、食べないんだろうなあとブラザーズの意見でした。
ていうか、ここの魚を釣って食べても大丈夫?
「ゲッ」
そんなこと心配しだしたら、おっさんも魚が食べれなくなるので、
ノープロブレムだ。