タイ、その12
バンコクで昔からバックパッカーが集まるのが、カオサンだ。
安宿、日本食、旅の情報などがある場所と言ってもいい。
日本人が集まる地域は、だんだんとチャオプラヤー川の方とかに変わっていったりしたみたいだが、
やっぱりカオサンには、日本人旅行者が多かった。
おっさんブラザーズは、道で出会った日本人に日本食堂を聞いて行ってみた。
日本食が食べたいのではなく、いろいろな情報を聞きたかったのだ。
道を1本、中に入った、「トラベラーズロッジ」に行った。
1階はオープンな食堂で、お客は日本人のみ。
奥に階段があり、2階が安宿になっているみたいだ。
若い女性の1人旅の子が何人か居たので驚いた。
ツアーならいいけど、女性の1人旅は危ないと思っているので「大丈夫?」と思ったが、
女の子同士友達になって行動しているみたいだったので、いい旅をして欲しいなあと思った。
おっさんブラザーズは、魚フライ定食(80バーツ、280円)を食べた。
ここにも、情報ノートがあって、旅の情報が入ったし、
日本人が常に5,6人居るので旅の話を聞いたりした。
ここには、日本人旅行者の行方不明者のチラシなんかも貼ってあって、
明日は我が身にならないよう、気を引き締めて、旅を楽しみたいものだ。
カオサンを歩いて、タナオ通りを市場の方へ行く途中で、
道端でビニールに入ったサトウキビカットを1つずつ買った。
おばあちゃんが道でやっているお店で、いつのサトウキビか、わからない感じの完熟度だ。
「甘そー!」
と1つ食べてみた。
うわーっ、ペッ。
醗酵してアルコールになってるよ。サトウキビ酒だ。こりゃー。
食べれないので、兄に全部あげた。
おっさんは、雑貨屋さんが見たかったのでお店に入ったが、
兄は木陰に座って、1つ口に入れては果汁を吸って、硬い繊維の部分を吐き出していた。
30分ほどして、おっさんが雑貨屋さんから出てきた頃には、
兄はお酒を一杯呑んだほろ酔い状態になっていたので、笑えた。
次の日にまた、おばあちゃんと頃に行ったが、もうサトウキビは売っていなかった。
やっと、売れたのだろう。なんせ、醗酵してしまうくらい古かったのだから。