さて、南極点にあるものは??? | 畑とポストカードと旅と

さて、南極点にあるものは???

旅をしてますか?


「知らないことを、知ることは楽しいことだ。と1番感じれるのが旅だと思う」おっさんです。



だんだん、旅したい指数が上がってきた今日この頃。


そんな時にタイムリーな雑誌が出た。



毎月買っている「ビーパル」だ。元祖アウトドア雑誌。


今回は「旅」だ。



この中に、南極大陸の端から南極点まで、


自分の力で歩くことを目的としたツアーに参加した日本人女性(女の子)の記事が載っている。


おっさんは、この記事に、心をやられ、涙してしまった。


このツアーはカナダのガイド会社が企画して、募集。


60日間で1200キロを歩くというものだ。


3人の参加者と1人のガイドの4人チームで出発することになった。


カナダ人70歳、イギリス人27歳、日本人(彼女)、アメリカ人31歳(ガイド)の4人だ。


予定より8日遅れでスタート。


天気は良いものの、マイナス15度から20度を、荷物を載せたボブスレーを引っ張りながら、


毎日20キロから30キロを歩くのだ。


8日目に最年長の70歳カナダ人のおじいちゃんが、思った以上の体力疲労でリタイアする。


70歳になっても参加した気持ちに拍手だ。


チームは3人になった。


雪が降って歩きにくくなって、思ったように距離が稼げなくなって、


補給ポイントに行くまで食料が足りなくなり、空腹で歩き続けたり、


天候の悪化、ついには、帰りの飛行機が日程より早く終了してしまうことになり、


白夜の中を、1日30時間くらいの生活サイクルにして、歩き続けた。


体力の限界、自分自身の体が重く、足が動かなくなる。


空腹、悪天候・・・・


突然、襲ってくる恐怖。心は疲れ果てていく。



ちょっとだけ、本文から抜粋、


「もしかしたら本当に、ここから先に行くのは今の私には無理かもしれない、この言葉が頭に浮かんだ瞬間、立ち止まり、雪に膝をついた。負けてはいけない、と自らを励ましても、涙が流れる。今日まで、たった今まで逃げ続けていた恐怖がついに私をとらえてしまった。


しかし少しだけ、最後の力が残っていた。身体がそのまま雪に吸い込まれそうなのを無理やり引きはがすように立ち上がった。寒さはつらく、もう歩きたくない。それでも前に進まなくてはならない。前に。


ふと友達のメールを思い出していた。「前だけ向いていきましょう」

行きましょう、とは、行ってください、ではない。一緒に、という彼の思いが、気持ちが込められているのを感じて、

携帯を握り締めて泣いたものだった。」



おっさんは、もうウルウルで読んだ。


そして彼女は57日間で1200キロを歩き続け、南極点に到着する。


感動してしまった。


また、旅がしたくなった。


自然や人との出会い、別れ。旅には付き物だが、心で感じたい。


興味のある方は、ビーパルを買って読んでくださいね。


彼女のジャケットが、西友で買った500円など、エピソードたっぷりです。



因みに、南極点には、250人が働くアメリカの気象基地があって、お土産も売ってます。