気持ち
先日、日も沈み暗くなってから、1組の夫婦がおっさんの輸入雑貨屋さんの来店された。
ペルー人夫婦だった。
旦那さんは仕事帰りらしく、ジャンパーの下の作業着は油がついていた。
どうやら、閉店時間がわからないので、慌てて来たみたいだった。
店内でペルー雑貨をいろいろ探しては、奥さんと相談していた。
「ペルーの商品はどんな物がありますか?」と聞かれたので、お店の中を案内した。
話をしていると、日本の家族にクリスマス会を家族で招待されたので、ペルーの雑貨をプレゼントしたいということがわかった。
そうなんですか。
奥さんは、おっさんもお気に入りの素焼きの水差しがいいといってくれた。
この水差しはおっさんのお気に入りで、3点あるうちの1点だけ販売用に店頭に出してあった。
「これは、イカで買いました」
すると奥さんは、
「私、イカ出身です。」
「そうなんですか。先日の地震で大変でしたね」
「もう、大丈夫。みんな頑張っているから」
とそんな話をしながら、雑貨をいろいろ見て選んでくれた。
ナスカの模様のキーホルダーと、リャマ人形を買ってくれました。
この夫婦はきっとペルーを愛しているし、招待してくれた日本人家族にペルーの商品をプレゼントしたいと思った気持ちが、凄く気持ち良かった。
おっさんの輸入雑貨やさんのペルー雑貨にも凄く興味を持ってくれた。
旦那さんの目がキラキラしてたのが印象的だった。