チベットの白き道
以前、おっさんの好きな本、「ロバと歩いた、南米アンデス紀行」を紹介した。
今回は、チベットの本だ。
これは、安東浩正さんが、2回にわたり、冬期チベット高原単独自転車横断した話だ。
山と渓流社 安東浩正
(1700円+税)
本は、「そこはすべての中心、宇宙の軸だった」で、始まった。
おっさんは凄くハマって一気に読んでしまった。
冒険と言う言葉が合うのか、自分探しが会うのかわからないが、チベットをたった1人で自転車を漕いでいる作者、安藤さんがかっこよく感じた。
走行距離は6500キロ。自転車で一人旅だ。ところどころで、目頭が熱くなる。
本の帯から。
「冬のチベット高原は寒さや積雪に加えて高山病の危険もあり、想像を超えた厳しい世界。さらに少ない情報や公安局のチェックなどクリアすべきハードルは、その標高と同じくらい高い。本書は第1回のネパール・カトマンズ-ラサ-昆明の2ヶ月にわたる旅、そして第2回のカシュガル-カイラス山-カトマンズの47日間の旅を詳細にレポートする。
雪や高山病と闘いながらも、若者の好奇心は衰えることを知らない。親切なチベッタンに助けられながら、ドラマチックな旅は続いていく・・・・。久しぶりに日本の若者の元気な姿が蘇ってくる、熱い一冊。」
自分で撮ったと言う写真が何枚か紹介されているが、そこには自分しか生命は生存していないような世界なのだ。
冬のチベットは、想像しても想像できない厳しい世界なのだと思う。
この本を読んで、またまたチベットが好きになった。
オススメの本です。