世界ウルルン滞在記 | 畑とポストカードと旅と

世界ウルルン滞在記

昨夜「世界ウルルン滞在記」を見た。


タレント安田美沙子さんが中国雲南省元陽のハニ族を訪れた。ちょうど稲刈りの季節で、李さん家族にお世話になった。

安田さんは村に行く前に、

コーディネートしてくれた人に滞在する家族を紹介してもらうのだが、

「私はどちらかというとボケなので、上手く突っ込みを入れてくれる家族を紹介してください」

と言うのを聞いて、大丈夫か?と思ったが、

通訳さんが

「穏やかな家族を紹介してください」

と言ってくれたので、ホッとした。

そして、紹介してくれたのが「李さん家族」だった。


雲南省元陽の棚田。

標高差1500メートル。3000段の棚田が1万ヘクタールもあり、人工衛星からの航空写真でもハッキリわかる

規模の凄く大きなものだ。


最近はウルルンを見ても、あまりウルウルしなかったのだが、今回はオープニングに映像で泣けてしまった。

ハニ族の李さんお父さんが、棚田がよく見渡せるところに安田さんを連れ、2人で行った時に見た、棚田の壮大な風景。にジーンときた。


おっさんは、人間が作ったでっかいものに感動するのか?と思うほどその壮大な眺めにやられたのだ。

その時、安田さんも泣いていた。それを、見た李さんおとうさんの目が優しそうで良かった。


テレビでは安田さんが、今年初めての李さんちの稲刈りに参加して、頑張ってお手伝い。

お父さんは、凄く気に入ってくれて、安田さんには内緒で村の食事会を開いてくれた。参加者1000人、机の長さ100メートルという食事会だ。安田さんは来た人に挨拶をと、お酒を注ぎ、乾杯しては呑んで、酔っ払いながらも50分かけて挨拶をしてきた。

最後に安田さんが日本から持っていった調味料を使い、李さん家族に生まれ育った京都料理をご馳走して帰ってきた。


テレビでは、虫を食べたり、お酒を呑んだりしたのが、お父さんに気に入ってもらえたきっかけかな、と言っていたし、

李さんおとうさんも、初めて安田さんを見たとき、小さいときから自分たちと同じお米を食べてきている顔をしている。と言って、段々やさしく、最後には娘のようにしてくれたが、

おっさん的には、

オープニングの棚田を見に行った時に、涙した安田さんを見た瞬間に、お父さんは安田さんを受け入れたのだと感じた。


番組の終わり頃に、石坂浩二さんが

「何千年に渡って、この棚田を作って守ってきた人々、すごくたくさんの人がもう亡くなってきたが、そうやってこの棚田は作られ、今もなお、たくさんのひとによって守られていることに感動する。」

と言った。

その通り。とおっさんもうなずいた。

そういう暮らしも幸せだろうなあ思った。それと「タレント安田美沙子」の印象が良くなった。


ウルルンはいい番組だなあ。