エジプト、その2 | 畑とポストカードと旅と

エジプト、その2

お昼近くに出発したので、そのまま昼食だ。

レストランに入ったが、空模様がだんだん悪くなってきた。嵐が来るというのだ。

朝は天気が良かったのに、午後は嵐だ。


カイロの嵐は「砂嵐」。レストランも窓から少し砂がパラパラ見たいな感じだ。

外は砂で埃っぽい。

昼食が済んで、ギザの3大ピラミッドで1番大きいクフ王のピラミッドに行く予定だった。

一応ピラミッドの入り口まで行ったが、今日は閉鎖と言われた。

直ぐそこにあるピラミッドが全く見えない状態だった。



予定を変更して、ナイル川を渡り、エジプト考古学博物館にやってきた。ピラミッドからは6キロくらい離れてて、砂嵐の影響は無かった。


このエジプト考古学博物館が良かった。

発掘された黄金、石造などがたくさん展示してあるのだ。




王家の谷で見つかった、ツタンカーメンの黄金のマスクや、黄金の装飾品、石造物など、ここでした見ることの出来ない物ばかりで、凄く見所のある博物館だ。

( 最近になって、王家の谷のツタンカーメンのミイラが公開になった。3300年前のミイラだ。2年前にCTスキャン検査をしたときにミイラの状態が悪い事がわかり、ミイラを保護すると同時に公開になった。温度湿度が完全に管理されたガラスボックスに入っているそうだ。おっさんもチャンスがあれば見てみたものだ。)


昔、エジプトの財宝の多くがイギリス、フランスに持ち出された。本来ならエジプト考古学博物館にあってもいいような、歴史的に重要なものまで海外に持ち出されている。

今となっては人類の宝なので、大切に次世代、未来に残して欲しい宝物だ。



この日はナイル川の横のホテルに泊まった。


3日目。

砂漠はまだ風が強いようだった。

今日は「オールドカイロ」に行った。オールドカイロは、ここからカイロが始まったという発祥の地だ。

ローマ時代の壁、それより古いコプト教会、最初のイスラーム寺院などがある、古き町並みだ。

ガイドブックには賑やかな場所だと紹介してあったが、子供たちが行き来し、静かな街だった。


その後、ムハンマド・アリモスクに行った。



小高い丘にあり、カイロの町が一望出来た。エジプト文化に触れるにはイスラームは欠かせないのだろう。

モスクの中に入っていろいろガイドを聞いたが、全然、頭に入らなかった。

イスラームのことを知らないのと、エジプト=ピラミッドだったので、エジプト人の暮らしは全然知らないのだ。
お祈りの時間がたくさんあったり、断食の日があるとかぐらいだ。

ちょっとでも、解かっていれば、もっと旅を楽しめるだろうが、小さいときから世界7不思議やUFO、

ネッシーなんかが好きな子供だったので、とにかくピラミッドだった。


これから、昼食を食べ、いよいよギザの3大ピラミッドに向かうのでした。


つづく