ヘアスプレー | 畑とポストカードと旅と

ヘアスプレー

「ヘアスプレー」を観た。

ドラゴンズファン(今が旬)の友達が、面白いからと紹介してくれた。


人種差別がテーマにあるので重くなりそうだが、歌と踊りのミュージカルで明るく楽しい映画になっていた。


1960年代の人種差別が根強く残るアメリカ・ボルチモアが舞台だ。

「コーニー・コリンズ・ショー」にあこがれる、少女が人種の壁を越えて大好きな歌と踊りに青春をかけるのだ。

実際に当時の「コーニー・コリンズ・ショー」には、「白人の日」、「黒人の日」があったそうだ。


主人公の少女の役は「歌って踊れるぽっちゃりティーン」で1000人の中から選ばれたという、ニッキー・ブロンスキー。彼女は丸くて小さいが、オープニングから歌って踊りまくるのである。

最初から映画にドーンと引き込まれる。

彼女の彼氏役のザック・エフロンも歌も踊りもピカイチの役だけあって、みんなの憧れ男性役にピッタリだった。


この映画が重くならない理由が両親にあると思う。母親役は女装した、ジョン・トラボルタ。

ダンスはもちろん上手いのだが、女性の仕草がなかなかだ。しかも、太ったお母さん役なのだから、あの身のこなしは、素晴らしい。


あと、なんといってもいい味をだしてたのが、父親役のグストファー・ウォーケン。

この父親の言葉を良く聴いていると、頑張るぞと元気が出る。


父親の経営している、「おもしろグッズ」のお店なんかも、笑えるツボだ。

娘が正しいと思ったことに陰ながら応援し、奥さんが大好きな父親のファンになった。


ミュージカルが余り好きでない人でも、十分楽しめる、歌と踊りの映画でした。

あっという間の、2時間です。


雑貨屋のおっさんも一押し映画です。