ガンジス川でバタフライ | 畑とポストカードと旅と

ガンジス川でバタフライ

先日テレビで2夜連続で放送した、長澤まさみ主演「ガンジス川でバタフライ」を見た。

ニュースで視聴率が低かったと、芸能ニュースで言ってたが、個人的には前日のクドカンのインド旅を含め、楽しめた内容だった。


OLがいきなりインドに行って一人旅では、ビックリすることばかりだと思う。

おっさんはインドには行ったことがないが、ネパール旅行でインドから入国した日本人バックパッカーの人達に話を聞いたら、みんなが

「ネパールは天国のようだ」

といってたのが印象的だった。


知り合いが3月頃に、中国、チベット、ネパール、インド、タイを旅してきた。

ネパール国境から飛行機でインドを飛び立つまでのインド旅行の話はディープだった。


物の値段は聞く人によって全部違う。自分の聞いた値段が本当だと思わないと気持ちがメゲテ、旅できないとまで言ってた。


彼はインドで、弦楽器のシタールを買って日本に送った。インドから送るとはいい度胸だと思ったが、シタールが壊れないようにハードケースも買ったので、重たくて、次に行くタイを旅するのにはちょっとと、送ったそうだった。


彼は、インドでシタールを送ってから、1ヶ月タイを旅して帰ったのだが、シタールは届いていなかったのだ。

おっさん的には、やっぱりと言う感じだった。イメージではインドから送っちゃあダメだあです。


それでも彼は諦めず、買ったお店や送るといった運送会社に、メールで問い合わせを何度かしたそうで、なんとかシタールを発見。

シタールは送られず、運送会社に置いてあったのを楽器屋のオヤジが見つけて持ち帰ったから、これから送る、という返事が来たそうでした。


今回は楽器屋のオヤジがいい人で良かったなあと、1件落着と思いきや、またも荷物は届かず楽器屋のオヤジとも連絡がつかなくなってしまったそう。


それから何日かが過ぎて、


彼も諦めモードで3ヶ月が過ぎたころ、ダメ元でもう1度楽器屋に「どうなった、早く送れ」とメールをしたら、

「あと、4日待て」と返事が来たそうで、

「またまた、訳のわからない返事だなあ」と軽く考えてたら、本当に4日後に、シタールが届いたそうでした。


おっさん的には奇跡としか思えない。4日と言えば航空便でインドから届く日数で、最後の彼のメールが来てから発送したと思われるが、よく送ってくれたとビックリした。彼が諦めずにメールしなかったら届いてはいなかっただろう。


これぞ、インドだ。


「ガンジス川で、」でもいろいろなエピソードを紹介していたが、文化の違いというか、習慣、宗教のちがいは行って感じ体験しないとわからないものだ。

おっさんの初海外はバリ島だったが、インドに行っていたらなんて考えると頭がクラクラする。


バックパカーや海外旅行好きには評判が良かったと思うが、そうでない人にとってはビックリしたかもしれないし、インドの世界遺産なんていう方が視聴率が取れたのかもしれない。


おっさん的には

「次に旅行するのは、インドもありだな」

と思えたので、凄く楽しい番組だったと思う。