旅人 吉川晃司 | 畑とポストカードと旅と

旅人 吉川晃司

昨夜のテレビは面白かった。


吉川晃司が「パイティティ」をキーワードにペルーを旅した。


パイティティとは都で、


「クスコの街と同じくらいの規模の街がペルーの何処かにあったのではないか?」


「スペイン人から逃げた人々が黄金を持って隠した場所」


など、いろいろなパイティティ伝説があった。


吉川晃司はクスコ、オリャンタイタンボの街を、チチャという手作りのとうもろこしのお酒をいただきながら、


人々とふれ合いながら話をした。


そこで出てきたのが、「チョケキラオ遺跡」。


吉川晃司は片道2泊3日でチョケキラオを目指した。


ラバ28頭、総勢22人の大キャラバン隊だ。チョケキラオ遺跡は30年前に発見されていたが、奥地のため発掘が遅れ、最近になって注目されて来た遺跡だ。その規模はマチュピチュをはるかに越えた大規模な遺跡だ。

吉川晃司も凄く感動していたが、この遺跡は1度は行きたい遺跡だと感じた。


ここで1度クスコに帰る。すると「インカの人々はジャングルの人々と交流があって、ジャングルに逃げた人々もいるのではないか。」という情報がはいる。


ここからが今でのペルーの番組とは違っていた。


吉川晃司はヘリでジャングルに向かった。行き先はジャングルの民が住むパロトア村だ。


そこで、イズバンというクロコダイルダンディーのような男に出会う。驚くことに彼は50歳という。かっこいいのだ。


そして、イズバンとの出会いが、プシャロの壁画へと導いてくれた。


テレビ初公開のこのプシャロの壁画が素晴らしかった。縦1.5メートル、幅は30メートルにおよぶ壁画は、ナスカの地上絵を連想させ、釘ずけにされた。


この壁画は地図になっているんじゃないか、実はこの場所を見つけたんだ。というイズバン。

その場所に向かおうと、テレビスタッフは政府に撮影を申請するが、「危険」ということで許可が下りずに、番組はここまでだった。


これからも取材を続けて欲しいと思った。




ところで、吉川晃司は良い感じに歳を取った。長旅でだんだん疲れてきてはいたけれど、スタッフやペルーの人々に気づかい、やさしい人なんだなあと感心した。

特に、旅を楽しんでいるのに凄く好感を持てた。純粋にペルーを感じてるなあと。


これからも、彼が旅する番組が放送されるだろう。今から、楽しみに待っていようと思うし、皆さんにも是非オススメ、旅番組です。