絶対に無理だな。

親だけになら、借金してでも仕送りするけど。

その親には「何者か」がくっついてる。

その「何者か」は、確か「同じ親の血を分けた兄弟」のはずだけど・・・
わたしのことをもう兄弟扱いしないことにしてるみたいで。

その人からの以前のメールには、

『(お金に困っているので)親戚にお金を借りに行った際、

「本来ならアメリカから(お金をもらうべきなんですが)、でもその送金も国際間のことなので遅れておりまして・・・。それ(アメリカからの送金)が届き次第、お返しできますので」

と言って頭を下げて、10万円借りましたから』
とあった。

※この『』の中のカッコ内は、わたしによる付け加え


つっこみどころ満載なメールだった。(ずっと日本に住んでいる人からのメールの日本語がおかしい、というのも気になったが)

まず、わたしのことは「アメリカ」と呼ぶことにしたんだね、ということ。

次に「本来なら」って、どういうこと?ということ。

で、最後に「10万借りましたから」っていう文章の後に続くのは何?ということ。

わたしのことを「アメリカ」と呼ぶんだったら、
わたしもその人のことを「母がこよなく愛する末っ子」とでも呼ぶことにするかね。

なにしろ、生まれてこのかた、母はその子を方をとっても大事にしてきた。もうすでに小学生だったわたしに、その子を抱っこさせることもなかった。まあ、それは分からんでもない・・・ということにしても・・・

狭い道を歩くとき、母はベビーカーを押しながらわたしに
「あんた、ベビーカーの前を歩きなさい」
と言いつけた。
「なんで~?(今までどおりに)お母さんの横を歩きたいよお」
と言ったが、
それへの答えは「あんた何才よ?」に始まって、
「このあたりの道は狭くて、どこの角から子供や自転車が飛び出してくるか分からないでしょ!」
というもの。
「で?」と、ぼんくら~~でどんくさ~~いわたしが、母の言葉の意味を分からずにいると、

「ベビーカーに体当たりされたら、赤ちゃんは死んでしまうかもしれないけど、あんたはもう大きいから大丈夫。あんたが死ぬことはないから」
と、母は冷たく笑いながら言った。

が、ぼんくら~~で、どんくさ~~いわたしはすぐにはそうしなかった。
ので
しびれを切らした母親から怒鳴られた。
「さっさとしなさい!!」

泣きながらベビーカーの前を歩きましたとも。
この頃、わたしは6才そこそこ。
さらに、
日曜の昼ごろまで朝寝坊し、いつもなら定刻にたたき起こされるはずなのに「なんで誰も起こしてくれなかったんだろう?」と不思議に思ってたら、家に誰もいなくて、車もなくて、どうやらこの家にたった一人残されているらしい・・・といったことが何度かあった。
で、
夕方ごろになって車が戻ってきて、「両親は、わたしを置き去りにして、赤ん坊だけつれて大きなデパートにでかけたんだ」ということが判明したときの、あのショック。
泣いて責めても
「あんた起きなかったから」
とか、子供にも分かるウソをつきとおす親。そしてとうとう、
「うるさいね!お土産買ってきてやったのに、もうあげない!!」
とかで、口封じ。

さぞやかわいかったんでしょうなあ、最後に生まれた子供は。

さぞやかわいくなかったんでしょうなあ、最初に生まれた子供は。


さて、メールの内容に戻って、
「本来なら」って、どういうことなんでしょうね?

わたしが、その人の借金の返済をすることが、なぜ「本来なら」になるのか?

まさかとは思うが、もしかしたら、万が一、その人が
ご自分のことを
「最初の子供でもないのに、親と一緒に住んでやってる、親孝行なわたし」
とでも思ってらっしゃる場合を考え、言わせていただきたいことがあるんですがね。

「親の老後の貯蓄を食いつぶしたのは、わたしじゃないんだよ!!!!」

親が田舎の一軒家を売ったあとしばらくして、その人から来たメールの内容が

「せっかく家を売って大金を手にしたのに、将来のことばかり考えてそのお金に手も出さないなんて、人生の無駄だって、何度も言ってるのに、聞く耳もたない、怖がりな親。人生なんのために生きているのか?」
と、いうものだった。背筋がひやりとしましたとも。

それを読んだとき、
「まさか『家族旅行』とかにかこつけて、親のお金でゼイタクしようっていうんじゃないだろうな・・・。いや、いくらなんでもこの人でも、それだけは・・・」
と危惧したが、このわたしのカン、大当たりだったんだね。

親の老後の資金になるはずだったお金を使って、その人は
身の丈に合わない生活を思う存分楽しんだわけです。

ブランドものに身を固め、
自分の子供をバカ高い私立小学校に通わせ、
食事は雑誌でお勧めのバカ高いレストラン、
住む場所も、見栄えのするバカ高い高級住宅地のマンション・・・・・。

さらに、そのお金が底をついても、まだその「身の丈に合わない生活」はやめることができず、カードで借金?金融会社から?(母は秘密主義者で、事実は何も教えてくれないし、「母のお気に入り」のその人も、自分に都合が悪い事実など、教えてくれるはずがない)

もしかしたら、この人は
「それは親のお金じゃない!わたしのバカ夫の収入だった!!」と
言うのかもしれないが、
いやいや、
それは違うって、きみがハッキリわたしに言ったじゃないか。

その「バカ夫」がいろんな人から借金してるっていう事実を突き止めたとかで、きみがかなり激高してたとき、
「何を買うにも高くつくあんたを満足させるためにいろいろ購入してて、そうなったんじゃないのか」
とわたしが質問したときのご自分の答えをお忘れか?
「彼からもらうお金は全て、食費や水道光熱費のみ」だとかって、ケンカごしにまくしたてたじゃないかね。もうすっかりお忘れなんでしょうかね。

それとも、考える能力ないの?
(「わたしみたいに?」とあえて付け加えておこう。わたしだって同じ環境で育っただけあって、頭よくないんだよ)

だけど、親が田舎の家を売った後に上京してきて、同居しだしてからのゼイタクな生活に、わたしがちょっとでも口をはさもうものなら
「親からは家賃と食費しかもらってない」とまたケンカごしにまくしたて・・・

じゃあ、いままでのゼイタク、誰のお金だったんだよ?
(「母のお気に入り」さんは、全く働いてなかった)

さて、その「母がもっとも愛する末っ子」からのメールの続きで
最後に「10万借りましたから」っていう文章の後に続く言葉があるような気がするんですが、それは単なるわたしの被害妄想でしょうか?

どうしても、
『必要だったので親戚から借りた10万ですが、そちらからの送金が届き次第返済しますってその親戚に言ってるんで、よろしくね』
と示唆しているようにしか見えなかったり、
「いやいや、そこまで深読みしちゃいかんでしょ」
と思いなおしたり・・・・・。

なにしろ、わたしはもうその前に10万円を2回ほど、おたくに送ったことあるんですけど・・・・。
まあ、そちらからしたら「たったの」20万円なんでしょうけど。
もともと物価の高い日本で、「日本一物価が高い」と言われているトーキョー。

物価の安いとされてる、わたしが住んでいるところでは、「たったの20万円」って、その倍くらいの値打ちありますし、物価に合わせて、給料もかなり安いんで、「たったの20万円」を送ったのは「余裕で」ではなかったりするんですけどね。

わたしもバカですから、長女として、親を心配させないようにと、見栄張って「あ、はいはい、すぐ送りますから」って送ったけどね。母から「10万円、いい?」と聞かれたときね。

(しかし、「いい?」って、どういう言い方だろうね?「借りてもいい?」ではなく、「もらってもいい?」でもない。ただの、「いい?」って・・・・。つまり「よこせよ」みたいなものでしょうかね?)

それでまあ、母が一番最初に泣きついた先の親戚からは、50万円の借金をお願いしたのに、70万円も貸してもらったんでしたよねえ?そのお金はどうなったんです?