もう何年も前だけど
どこかの誰かがテレビで
「歴代の大統領夫人たちはみんな
寄付などしてきた中、
ケネディ大統領夫人だけが寄付をしなかった」
ということを「えらそうに」批判していた、とな。
聞いただけで頭に血が上る。
誰が批判してたのかは知らない。
人から聞いた話だから。
ケネディ夫人が寄付しなかったのはなぜか、
彼女の状況を考えたら分かりそうなもの・・・
と思うんだけど?
多数のボディガードに取り囲まれて(←ここ重要だと思う)
大勢の人々からの歓声を受けながら
車に乗ってパレード・・・。
そんな中、他の誰にも被害が及ぶことなく
「的確に」自分の夫だけが射殺される・・・・。
しかも、狙いはカンペキだった上に、撃たれたのは一度だけではない。
多数のボディガードに守られていても
撃たれるときは、撃たれるってことね・・・。
そんな目に合ったら、この世の中で「信じれるもの」や
「頼りになるもの」などは、なくなってしまうのではないだろうか?
すぐ横にいる人間の脳みそが吹き飛ぶところを目前にし
しかも、その人間が、自分の夫。
「明日はわが身か・・・」という恐怖に身を包まれたまま生きる日々・・・。
さぞや苦しい思いをなさっただろうと察するくらいしかできないけど。
しかも、その数年後は、夫の弟が同じようなことに・・・。
それは、本当に自分に近すぎて、恐ろしいことだと思う。
そんな状況にいたら、「寄付」なんて二の次、三の次だと思うけど?
自分の身は自分で守る、という言葉さえむなしいじゃないか?
守ってくれる人もいない、
誰がどこから自分を狙っているのかもわからないなんて・・・。
そんなとき、唯一自分を裏切らないのはお金(資産)ではないかと思うが・・・?
(ペットでさえ「盗聴器」がつけられてるかも、とか考えた場合だけど。)
自分は明日、いや、次の瞬間にはもう生きていないかもしれない・・・
という底知れない恐怖がつきまとう状況にいて、
大事な子供たちのことを考えたとき、
せめて残してあげれるのは、「資産」くらいなものではないだろうか。
(「資産」があれば教育も受けれるし)
とはいえ、私のような庶民に彼女の苦しみが分かるはずはない。
想像をはるかに超えた苦悩があったと思われる。
なのに・・・・「寄付」がどうたら・・・?!
どうせ他の人と比べるなら、
似たような状況にあったリンカーン大統領夫人と比べたらどうなんだ!!
誰だ、勝手な批判をしてたのは!!!
・・って、それはもう数年も前の話だってば・・・。
108氏のお言葉を借りれば
「もうその映画は終わったよ」ってとこかな~。
また、108氏のありがた~~いお言葉を読もう・・・。