最近、知り合いの看護師さんに「貴方は最近忙しくしているから丸一日休んだらいい」と助言いただいたので、今日は早朝から日帰り旅行をしていました。
西条駅から朝イチの山陽線上りに乗り、倉敷駅から宍道駅まで、伯備線・山陰本線特急の「やくも」に乗りました。(e5489のチケットレス購入だと、指定席料金が6000円台から2000円台に!)
…それにしてもホント、伯備線のずっと続く、山と溪谷と田園の風景の美しいこと!(以下写真です。根雨駅のあたりです。)
そして山陰本線で日本海側に出ると、宍道湖の鏡のような風景!
木次線に入ると、森林に囲まれた風景にゾクゾクっとなります。
…木次線の宍道駅11時18分発備後落合行きは、50人程の乗車で大盛況でした。備後落合からの芸備線三次行きも満席。もちろん、青春18きっぷのシーズンだからだと思います。
…じっくりとこのように、考えてみました。「18きっぷユーザーにはローカル線は人気なのか?」
18きっぷユーザーの全体数が多いからローカル線でも多いというだけ、とも考えられます。(実際、先月に乗った中央本線東部の普通列車は大盛況でしたので、都市部路線も賑わっています。)
ですが、長年山陽本線に乗ってきた僕の実感では、18きっぷのシーズンだけ急に混雑するという実感は、ありません。
ですので、やはり18きっぷユーザーは、ローカル線に乗りたい傾向が強いと、思います。
…で、「いくらローカル線が18きっぷユーザーで賑わっても、安い切符だから儲かっていないから、JRにメリットはほぼない」という声はとても多いです。
ですが、「18きっぷユーザーがローカル線を好む」ことを、何か良いことに繋げられないか、と思います。今日木次線や芸備線で見た限りでは、若者だけでなくシニアの方も多く乗っていましたので、「お金に困っているから仕方なく乗っている」とは限らない、と思います。
そして僕が考えたことは、(多くの人が提案している)「少しクルーズな、レストラン列車」です。
…現状でも、豪華列車は多く運行されています。ただ、「18きっぷ」と違うのは、「認知度」です。
18きっぷは、日本人の約5割が存在を知っているようで、すっかり馴染みな存在です。
一方、豪華列車は、(関わっている方には申し訳ないですが)「18きっぷ」に認知度が及ばないと思います。もちろん、個々の人の地元の列車のことは知っていても、他地域の列車のことはわかりません。
九州のコンビニ店員さんたちの女子会で「あめつち」が話題になることはあまり無いでしょうし、一方で広島の看護師さんたちの女子会で「指宿のたまて箱」が話題に上ることもあまり無いと思います。
ではどうすればいいかと言うと、「全国のJRグループと民鉄で、共通のブランド名を冠した、レストラン列車を運行する」が、いいんじゃないかと、思います。ブルートレインならぬ「コバルトレイン」か何か、とにかく、日本中の人がすぐ覚えてすぐ話題にする、何かのブランド名を付けたらいいと思います。
JR西日本エリアで「ウェストコバルトレイン」、北海道内で「ノールコバルトレイン」、東日本で「イーストコバルトレイン」、錦川清流線で「にしきコバルトレイン」。 …いいのではないか、と思います。もちろん、収益分配先はそれぞれの管轄会社です。
「JR旅客6社が一堂に同意するわけない」と言われそうですが、JR各社の経営方針とは別に、全国で自治体や市民団体、観光協会等が企画して持続して運行する臨時列車に、(NPO制度みたいな)認証制度を設ける。もしくは(コンビニチェーンのような)フランチャイズ方式でブランド名を冠していく。
…もちろん、法体制の整備などがあり、簡単な話では無いですが、構想として持っていいのではないか、と思います。