高校生の時から鉄道ローカル線再生問題に取り組む僕に対し、周囲からは非常に多くの反論が寄せられ、時にいじめのようなこともされました。

 

JR芸備線・備後落合駅(広島県庄原市)です。

 

JR北海道路線の相次ぐ廃線に続き、新型コロナ禍でJR他社もローカル線見直し論議を起こして、波紋を呼んでいます。

 

…とはいえ、世の多くの人はローカル線問題に無関心です。食品物価高騰や自民党政治資金パーティー疑惑に比べると、非常に静かな話題でしょう。

 

ですが近年、地域エコノミストの藻谷浩介氏がローカル線再生へと声を上げています。氏のご主張を聞くと、ローカル線問題というものは「ローカル線が好きな人が路線維持をしてほしい愛着運動」ではなく「日本の国土維持に関わる問題」だと感じます。

 

そして、なんとこの方も、ローカル線の存在意義に深い理解を示していました!

 

小泉純一郎内閣でオピニオンリーダー的に活躍し、「大都市集中社会を作った」という風なイメージを抱かれている、経済学者の竹中平蔵氏です。

 

以下リンクの動画で、氏のご主張が展開されています。「今後一部路線がバス転換になるのは仕方ないのではないか」という主張は同意しかねますが、将来的に環境に優しい日本の中で鉄道を重要視しようというのには深く同意します。

 

竹中平蔵【鉄道ローカル線】赤字路線は廃止?維持? 未来を見据え「残す」という選択肢も (youtube.com)

 

やれ、「ローカル線維持は沿線住民の感情論だ」「エゴだ」と世間はローカル線に冷たいまなざしを向けますが、そういう風潮からフラットな立場でモノを考えれば、竹中氏のように主張する人も出てきておかしくないと思います。