朝食モーニングは社会を変える!?
最近、自宅近くの「東広島グリーンホテルモーリス」の、宿泊外客にも提供の朝食バイキングに足繁く通っています。同じ「朝食」ということで思い出すのは、モーニングです。西条地区のカフェのことを想起すると、「あそこはバイト面接で不採用にした」等思い出してしまいますが(苦笑)、岡山県新見市のJR新見駅前の「しょうざん堂」のモーニングを食べたことは良い思い出です。芸備線列車に往復する等、何かの用事で朝に新見に居る時は、足繁く行きたいなあ…。さて、モーニングやそれを提供する喫茶店(カフェ)に焦点を当てた論文を読みました。※松宮朝,2014,「結節点としての喫茶店ー愛知県長久手市喫茶店来客者調査からー」『愛知県立大学教育福祉学部論集 第63号』です。ご高齢の方が、カフェで朝ご飯を食べるべく足繁く通う日々を送る。中には「認知症予防、ボケ防止」を目的としている、と論じられていました。これは、カフェの朝営業によるモーニング提供の大きな意義だと思いました。トーストと卵程度であるモーニングメニューは栄養満点とはいきませんが、お手軽に食べられますし、認知症やボケの予防などの住民生き生き生活の状況になれば、栄養のこと以上の意義を持つと思います。愛知県と同様にモーニングの文化が盛んな広島県は、モーニングを起点とした健康増進を図ることは一考ではないかとも、思いました。カフェだけでなく、イートイン席併設のコンビニでも、トーストと半熟卵と(温めに向く)茹で野菜をセットにした弁当を売り、コーヒーとの抱き合わせで値引きし、弁当をレンジチンで食べる、というのを考えていいと思います。(社会情勢に合わせて柔軟に商品開発等を行うコンビニは十分その力があると思います。)様々な方面からの住民満足度向上と、それによる地域活性化を考えていきたいと思います。※論文では、長久手市の旧来住民と新来住民の溶け込みにくさという課題を残しました。名古屋市のベッドタウンである程度人口規模のある長久手市でもこの状況ならば、山村漁村ではこの課題はもっと大きなものかも…。そして論文を読んで個人的には、「夫婦が別々に朝食を取る」ということも気になりました。