□ビールではなく、生音、生演奏。
音楽のライブの良さの一つは空気感でしょうか。会場の雰囲気に客層、そして出演者の音楽とMC。そんなものが空気感を作ってますね。
もちろん、その中心は楽曲。だから、その日のどんな曲を演奏するかによっても、味わいが違ってきますよね。
それにワンマンライブか、ブッキングか企画かでも、目当て以外の出演者によっても変わってきますね。
そんな生の音、演奏、雰囲気を意識して味わって見ると楽しいと思います。
□作り込まれたCDとは違う空気感
最近は、メジャーのレコード会社の音源(CD)を聴いたとき、寸分違わず重ねられた音には魅力を感じなくなりました。
平準化された演奏の音のレベル、切り張りされたボーカルには、当然、生の良さは失われがち。涙
ただ、中には一発録りと言われる音源もあり、これは少しライブ感を味わえて好きです。特にジャズではこの一発録りが多くて楽しいです。
しかし、やはりライブでの生音の良さは今のMP3程度の音源では表現できませんね。
とくに、ボーカルの良さは倍音と言われる音にならない音に有りますから。
また、いくらCDで良く聴こえても、ライブでは、全然良くないと言うこともあります。これはめちゃめちゃがっかりするやつ。
しかし、空気を揺らすボーカルの美しい生声、倍音に包まれた時は、とても気持ちが良いもので、そういう人は本当に上手いなと思えますし、空気感をガラリと変える力がありますね。
□インディーズでも、作り込める時代
今では、音響、録音機材も安くてそこそこなものが手に入るようになり、宅録といって、自宅で録音なんてのもできて、CDとして販売出来るようになり、パソコンにミキシングできるソフトで音を重ねていきます。
だから、インディーズでも一昔前のプロと同じようなことが低コストで出来ます。
しかし、残念なことに、そこには本来のボーカルや楽器のよさが表現できていないことも多くあります。
そんな音源はやはり、聴くことも少なく、ライブにも行く気にはなれませんね。せっかく自分の音楽をたくさんの人に知ってもらうはずが逆効果になると言うこともあるのです。
□生の良さをどうやって伝えるか
ミュージシャンが自分の良さをどうやったら伝えられるか、ちゃんと考えぬくことはもちろん必要ですよね。
特に、ボーカリストには、自分の声の魅力が何なのか、周囲やお客さんに訊いたりしてほしいです。そんな良いところか表現できる楽曲作りをすることも大切だなと思うからです。
いくら録音した音を切り張りしてCD作っても、ただでさえ生の良さが伝わりにくい上に、稚拙な録音やミックスダウン、生音、生声の良さをCDという媒体にした時にどう扱うか。
素人ながらも、そこまでやって欲しいですし、特に、若いミュージシャンにはそんなことも意識して学んでほしいと思っています。
□生声の良い女性シンガー
良し悪しは個人の志向好みによるところだ大半ですし、知っている範囲でしか言えませんのが、私が良いと思って応援しているシンガーを2名挙げてみます。
●まーよ (maaayo) さん
この人の歌声は、私のお好みのウエット感 がたっぷり。それに少しブレッシー。大きめの揺らぎ感と低い倍音が混ざった、と言うのが私の印象。
誰もが上手いと言ってしまう。癒される声。
※ブレッシーというのは少し息が漏れているような感じの声。
https://youtu.be/wM4C9SFJniU
●やもとなおこ さん
この人はハスキーボイスといわれます。しかし、私が良いと思うのはこの人の高音域での透明感とウエット感のある声。そしてその声でのノンビブラートのロングトーンは至宝。気持ち良いったらない!
https://youtu.be/lEsxgMVXpzY
動画からはなかなか生音の良さが伝わりにくいかも知れません。ライブを見る機会があれば、楽曲と共に歌声にも注目してほしいです。