
重ね煮のカレー
とても挑戦的なカレーだった。
アジョワン、フェネグリーク、ターメリックなど渋い構成のスパイスが、分厚い重ね煮に乗る。しめじ、だいこん、スナップエンドウ。自家製味噌と生落花生。重ね煮そのものには、その重なりによって果実味さえあった。
フェネグリークが前面に出て、本来ならば苦すぎるところを重ね煮が受けとめて、味わえる苦みになっていた。受けとめるだけではなく、苦みと果実味、味噌、そのほかのスパイスが合わさって土の香りのような風味を醸し出していた。
米には黒米の玄米が混ぜられていた。
ほうれん草とケール、紫キャベツとわかめに乗せた豆乳マヨネーズは、甘いこくがあって心躍った。