例によって、ひたすら登り。
雪も積もり具合が変わってきて、しっかりと積もってます。
まともに積雪を見るのは、今シーズン初。
感動しながら、ひたすら歩きます。
奥千本の金峯神社の鳥居に到着。
吉野水分神社からこの鳥居まで、工事をしてて、工事関係の方がおられたので、寂しくはなかったですが、工事関係の方の「この平日の寒い日に、この人は何してんねん?」って顔が辛かったです。
でも、到着!
鳥居の下から参道は雪がしっかり積もってます。
歩くのも大変。
滑りながらも登ります。
静かです。
人はもちろん居ません。
このお社、無人のようです。
でも、しっかりとお参り。
寒いです。
こんな石畳の坂道を登ります。
とにかく、登り!
ひとり寂しく歩きます。
桜の頃は人も多く来られるようですが、この時期は枯れた木々と落ち葉と雪がお出迎え。
この西行庵、周りに川もなく、辿り着く道もけもの道のような感じ。
ホンマに西行さんはこんな鄙びたところで約3年も過ごしたの?
まさに厭世!?
こんな狭い建物で暮らした?
うーむ、、、、、、。
雪が積もってます。
寂の世界。
小さな滝ですが、なかなか渋い。
西行さん、ここで水を得てたのかな?
でも、どう見ても深山って感じ。
なんでこんなところにひとりでいる?って思わず思いました。
崖道から滑り落ちたら、一貫の終わり。
「苔清水」から山道を少し登ると開けたところに。
昔はここにお寺の蔵王堂があったと。
明治維新な廃仏毀釈のために廃墟になってしまったよう。
ってことは、この辺りは昔は僧坊なども多くあり、けっして僻地ではなかったのかな?
わずか150年で跡形もなくただの平地に。諸行無常。
この辺りで方向感覚が狂い、どっちに向いて歩いてるかもわからなくなりました。
ひたすら目の前の道を歩くだけ。
ホンマに合ってる?
さらに道が積雪で真っ白。
ケモノの足跡以外は何もない純白の道。
サクサクと雪を踏みしめ、不安を感じながらひとり寂しく歩きます。
道は間違ってないようです。
この女人結界は大峰山のもの?
昔は女性の方はここまで来て、お地蔵様にお祈りして戻ったのかな?
ここで地図と実際の道が合ってないことが判明。
どの道を行けば良いのかわからない。
かつ、どの道も雪がたくさん積もってる。
なので、大人の判断で来た道を戻ることに。
ここまで来るときに途中に、「金峯神社」って案内標識があったのをチェック済み。
迷わず戻ります。
ここまで来れば、もう安心。
帰り道はわかってますので。
でも、山中の一人旅で道に迷うとホンマに不安。
「義経隠れ塔」からの景色。
良い感じ。
山のコントラストと微かに見える人の営みの姿に感動!
これでなんとか奥千本をクリア。
冬に行くのはあまりお勧め出来ませんが、その代わり、侘び寂びを感じ、自分自身を見直すには良いかも?
なんせ、誰も人がいないので!
この後は、ひたすら山を下り、如意輪寺に向かいます。
(続く)