ひとりウォーキング 吉野 その2. | イトのブログ

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吉野水分神社を経て、いよいよ奥千本への道。
例によって、ひたすら登り。
雪も積もり具合が変わってきて、しっかりと積もってます。
まともに積雪を見るのは、今シーズン初。

感動しながら、ひたすら歩きます。



そろそろ限界!って思ったら、さすが神様。
奥千本の金峯神社の鳥居に到着。
吉野水分神社からこの鳥居まで、工事をしてて、工事関係の方がおられたので、寂しくはなかったですが、工事関係の方の「この平日の寒い日に、この人は何してんねん?」って顔が辛かったです。

でも、到着!

鳥居の下から参道は雪がしっかり積もってます。
歩くのも大変。
滑りながらも登ります。



で、やっと、金峯神社の拝殿に到着。
静かです。
人はもちろん居ません。
このお社、無人のようです。

でも、しっかりとお参り。
寒いです。



金峯神社の次は、地図に従い、西行に向かいます。
こんな石畳の坂道を登ります。
とにかく、登り!



時々ある道標のおかげで道には迷わないですが、ホンマに山の中。
ひとり寂しく歩きます。



崖の細い道や落ち葉で滑りそうな急な坂道を降りたりしながら、無事に西行庵に到着!
桜の頃は人も多く来られるようですが、この時期は枯れた木々と落ち葉と雪がお出迎え。

この西行庵、周りに川もなく、辿り着く道もけもの道のような感じ。
ホンマに西行さんはこんな鄙びたところで約3年も過ごしたの?
まさに厭世!?



庵の中には、修行中の西行さんの像が。
こんな狭い建物で暮らした?
うーむ、、、、、、。



西行庵のある広場。
雪が積もってます。
寂の世界。



西行庵から少し山道を歩くと「苔清水」に。
小さな滝ですが、なかなか渋い。
西行さん、ここで水を得てたのかな?



西行庵辺りは、見通しが良く、周りの山々が綺麗にみえます。
でも、どう見ても深山って感じ。

なんでこんなところにひとりでいる?って思わず思いました。
崖道から滑り落ちたら、一貫の終わり。



「苔清水」から山道を少し登ると開けたところに。
昔はここにお寺の蔵王堂があったと。
明治維新な廃仏毀釈のために廃墟になってしまったよう。
ってことは、この辺りは昔は僧坊なども多くあり、けっして僻地ではなかったのかな?
わずか150年で跡形もなくただの平地に。諸行無常。



あみま倶楽部の簡単な地図を頼りにさらに先に進みます。
この辺りで方向感覚が狂い、どっちに向いて歩いてるかもわからなくなりました。
ひたすら目の前の道を歩くだけ。
ホンマに合ってる?

さらに道が積雪で真っ白。
ケモノの足跡以外は何もない純白の道。
サクサクと雪を踏みしめ、不安を感じながらひとり寂しく歩きます。



でも、この」女人結界」の碑を見つけて一安心。
道は間違ってないようです。
この女人結界は大峰山のもの?
昔は女性の方はここまで来て、お地蔵様にお祈りして戻ったのかな?

ここで地図と実際の道が合ってないことが判明。
どの道を行けば良いのかわからない。
かつ、どの道も雪がたくさん積もってる。

なので、大人の判断で来た道を戻ることに。
ここまで来るときに途中に、「金峯神社」って案内標識があったのをチェック済み。

迷わず戻ります。



無事に金峯神社まで戻り、その近くの「義経隠れ塔」に。
ここまで来れば、もう安心。
帰り道はわかってますので。

でも、山中の一人旅で道に迷うとホンマに不安。



「義経隠れ塔」からの景色。
良い感じ。
山のコントラストと微かに見える人の営みの姿に感動!


これでなんとか奥千本をクリア。
冬に行くのはあまりお勧め出来ませんが、その代わり、侘び寂びを感じ、自分自身を見直すには良いかも?
なんせ、誰も人がいないので!


この後は、ひたすら山を下り、如意輪寺に向かいます。

(続く)