先日書いた映画【堕ちる】を観た感想ブログで、「堕ちた」経験があると書きましたが、私が初めて「堕ちた」アイドルのソロライブ、EX THEATER ROPPONGIで開催された『AbemaTV 1st Anniversary Live 山本彩ソロライブ』に行ってきました。

中学生の頃、モーニング娘。ブームが巻き起こっていましたが、拗らせた思春期を送っていたためその頃聞いてたのはもっぱらパンクバンドばかり。
アイドルを強く好きになったことがないまま成人を迎え大人になった私でしたが、AKB48の存在を知ったとき「面白い事やってる子達がいるんだな」と初めて《アイドル》とゆう存在を自分の中で意識しました。
兼ねてから若いうちは目に見える形で競争させ、さらにその勝敗を晒されることが大切だと思っている私としては《選抜総選挙》などのイベントはとても好奇心持って接すれるイベントでした。

ただ、そうは言ってもCDを買ったりコンサートに行ったり、さらには握手会などに行ったりすることもなくライトなファンだったのですが、アイドル不毛の地である大阪によしもと興業主導のもと姉妹グループが出来ることを知り、ちょっと観てみよかなとオーディション番組から見始めてみたら、その中に一際目を惹く候補者がいました。
それが山本彩さんなんですが、彼女はその後もどんどん人気を上げ、今じゃAKBグループでトップを争う人気メンバー。
握手会こそ行ったことがないものの昨年のソロライブに行ったり発売されたソロアルバムは購入するなどAKBグループの中でも彼女だけはけっこう応援したりしてる自分がいます。
(まぁ、その後に乃木坂46にもハマったんですけど…)

そして今回のソロライブ。
もうね、凄かったです。
昨年発売されたソロアルバム【RAINBOW】を中心に構成されたセットリスト。
彼女自身もギターを持ってのバンド形態での演奏はアリーナがオールスタンディングとゆうライブハウスらしいステージ。
サウンドプロデューサーを務める亀田誠治さんが所属する東京事変のカバーをしたり、新曲を二曲も披露するなど圧巻のステージング。

人気楽曲【ひといきつきながら】【365日の紙飛行機】などではしっとりと歌声を聴かせ、NMB48楽曲では一気に会場を盛り上げる。
世間の偏見の目や時代に晒され続けたモンスターアイドルグループでトップまで上り詰めただけあるパフォーマンス力。
《アイドル》の姿を纏いながら見せる《アーティスト》としての姿はもう言葉がないぐらい最高でした。

今回のライブでは年齢層の幅広い女性ファンと外国人ファンの姿が多く見られた。
このファン層は彼女の強みになると思う。
人気メンバーゆえにグループからの卒業のタイミングは難しいとこではあるけれど、確実に《アーティスト》としての道が開かれてると感じさせてくれる素晴らしいライブでした。