以前にお店の前を通った時に覚えた違和。あまり訪れないエリアなので何か変だなあとちょっと引っ掛かっていた程度だったが、この日(2022年05月16日)、その原因がはっきり分かった。
違和感その①「あれ、お店の場所ここだったっけかな?」→近距離移転していた。
違和感その②「あれ、店名が漢字だったっけかな?」→移転を機にカタカナから漢字表記になっていた。
このお店は1978年06月に「カレーハウス・シャコム」としてオープンした、もう創業44年近くにもなる老舗。マダムがお一人で切り盛りしていた。それが2014年06月02日に現在の場所に移転し、従来のカレーライスに加えて、日替わり定食、おじや、オムライス、ナポリタン、トースト、ラーメンなども提供する「お食事とお飲み物の店・西古夢」となった(なぜ暴走族チックな漢字表記にしたのかは謎)。移転後の現在は、かなり高齢になられたマダムと、新たに加わったご主人(マスター)のお二人でこのお店を営んでいる。
ちなみに、旧店舗で提供していたポークカレーとハンバーグカレーは、新店舗では提供しておらず、入れ代わりでチキンカレーが登場した。なお、カツカレーは旧店舗時代から引き続き提供中。ハンバーグ大好き人間としてはちょっと残念。
お店に入ると、マスターとマダムに丁寧に迎えられる。先客はすでに瓶ビールを二本空けて日替わり定食ができるのを待っている常連ぽいおじさん一人。
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セットになっているサラダ。オレンジ、アメリカン・チェリー、パイナップルなどのフルーツが入っていてとても良いね。入るフルーツは日によって色々らしい。
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そしてだいぶ経ってからついにビーフカレーの登場。ライスは少な目。らっきょと福神漬けが付く。グレイヴィ(というかルゥというべきか)は、市販のカレー・ルゥを中心に構成しているような(※個人の印象です)典型的なニッポンの家庭的な味わい。具材のジャガイモと人参はちょうど良く煮込まれている上に、ブロックの牛肉が結構ゴロゴロ入っていてビックリ(値段が格安なだけに)。意外にも(と言っては失礼だが)、丁寧な仕事がなされていることがうかがわれる。
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別アングルからも。
カツカレーは恐らくこれと同じグレイヴィだが、チキンカレーは色が違うので、恐らく以前にあったポークカレーと同じグレイヴィかも知れないな。
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安くて申し訳ないので紅茶を追加でオーダー。マダムにレモンかミルクかを聞かれてレモンをチョイス。
店頭の貼り紙にもあるように、すでに冷やし中華の提供も始めている。
すぐ近くにもう一軒あまり情報が出回らないカレー屋さんもあるけど、この辺りはそもそもクソ迷惑なマニアみたいな集団に荒らされる心配もないエリアで、基本的にお客さんも地元の人ばかりなので、落ち着いて食事ができていいのよね。
ごちそうさま。