立ち食い蕎麦屋のカレーと言えば、一般的にはカレールゥやS&Bのカレー粉などを使った所謂ニッポンの昔ながらの煮込みカレーに鰹出汁などを加えたもの、というイメージがあると思う。が、日本橋のよもだそばと新橋の丹波屋のカレーライスはネパール人スタッフが考案したもの(インド亜大陸系)という点で全く違う。そのよもだそばが2020年12月11日に、日本橋、銀座、名古屋駅構内に続く4店舗めを新宿にオープンした。
 
ということで、遅ればせながら2020年12月31日に初訪問。他のお客さんと同様に年越し蕎麦を食べるかのようなそぶりで入店しておきながら、実はここでは蕎麦は食べない(←実はあまり好みじゃない)。看板には「自家製麺とインドカレーの店」と書いてあるので、カレーライスだけ食べてもOKなのである。まあ、和出汁を使っているので純粋なインド料理ではないことは理解しておきたい。
 

 

オーダーはもちろんこのよもだカレーライス。ヴィジュアル的には完璧。

 

クロウス・アップの図も。カレーソースの中には煮込まれた鶏の手羽元が鎮座し、ライスの上にはキューちゃん的な漬物が乗っている。

 

シャバシャバのカレーソースを一口食べると、まず最初にそばつゆの魚介系出汁がガツンと来る。ここまではフツー。が、この後に、大量に投入されているトマトの鋭い酸味、そして赤唐辛子の強い辛味が舌を刺激しすることでスプーンが進み、あっという間に完食してしまう。立ち食い店は滞在時間を短くしたいお客ばかりなので、この味は理にかなっているとも言えよう。辛いのが苦手な人はやめておいた方が良い。蕎麦に七味唐辛子をガンガン振っちゃう族なら全然大丈夫。

 

最後に日本橋店で食べて以来久しぶりに食べたのだが、こんなに酸味強かったかな?こんなに辛味強かったかな?(笑)

 

まあ、刺激的なカレーが好きな人にとっては、今後もこのカレーライスが魅力的であり続けることは間違いなし。

 

ごちそうさま。