カレー大學フォローアップ研修「日本最古のカレーの探究」(°▽°) | カレー大學(カレー大学)のブログ

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カレー大學(カレー大学)は、特許庁に商標として登録。日本でカレーを学ぶ最高峰のカレーの市民大学と言えるでしょう。カレー大學(カレー 大学)を基本の学び場として、さらに学びたい方にはカレー大学院、プロを目指す方はカレー博士コースの上級課程を用意しています。

こんにちは!

カレー大學事務局ですウインク

 

先日6/18(土)にテレ朝さん9:30〜「食彩の王国」が放映されました飛び出すハート

ご覧になっていただいた方も多かったみたいで反響がスゴイです!

ありがとうございましたデレデレ

 

番組の冒頭、カレー大學大学院でのフォローアップ研修の模様が紹介されました。

カレー大學では定期的に大學の卒業生を対象に、授業で教えた内容の理解をさらに深めるためフォローアップ研修を実施しています。内容は調理実習やインドやスリランカのカレー視察、ご当地カレーの試食会など、様々な研修及び交流イベントを開催しています音譜

 

詳細はコチラ→

 

 

 

ここ2年はコロナ感染症の拡大のため開催を見送っていましたが、コロナが落ち着きをみせているため徐々に再開しており、今回はカレー大学院の6期生(2022年4月卒業)を対象としたフォローアップ研修の様子が放映されました。

 

ここではテレビでは放映されなかった研修の詳細をご紹介しますよ〜〜「日本最古のカレー」料理実習の解説で〜すポーン

 

今回は井上学長よりレポートいただきましたっ爆  笑

以下学長レポートです爆笑

 

        ダウン         ダウン         ダウン

 

カレー大学院フォローアップ研修

テーマ「2022年トレンド[新欧風カレー]の源流の日本最古のカレーの探求」

2022年5月29日 inスープカレー海月

 

今回のテーマは「2022年トレンド[新欧風カレー]の源流の日本最古のカレーの探求」。

今年2022年は「新欧風カレー」が流行りますので、

ヨーロッパから伝わった欧風カレーの源流である日本最古のカレーを研究することが目的です。

 

場所は、平塚にあるカレーの名店「湘南スープカレー海月kurage」です。

駅から徒歩2分という好立地です。

 

やはり湘南!しゃれたお店です。

 

実は、この店のオーナーはカレー大学院6期生の横山和彦さんのお店です。

 

18年も「湘南」のスープカレーの代表店として君臨しています。

■店舗プロフィール

 [店名]湘南スープカレー 海月kurage

[住所]神奈川県 平塚市八重咲町3-17 ブルーショア湘南101

[最寄り駅]JR東海道線 平塚駅

[電話番号]0463-79-8732

[営業時間]ランチタイム(L.O14:30) 11:30 ~ 15:00

ディナータイム(L.O21:00) 17:30 ~ 21:30

 

ホームページ→

 

 

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さて、「日本最古のカレー」を作ります。

カレーの専門家としては、押さえておかなければならない最重要カレーです。

日本最古のカレーは西洋料理指南という1872年(明治5年)に発刊されたレシピに掲載された

現存する日本で最も古いカレーレシピです。

カレー大學卒業生は、知識として覚えているは当たり前ですが、プロとしては、ただ知っているだけではなく作って、食べて、そして味を把握しなければなりません。

 

日本最古のカレーは「次のようになります。

[出典]西洋料理指南

[発刊]1872年(明治5年発行)

[内容]原本

「葱一茎 ねぎいっけい 生姜 せうが 半箇蒜 にんにく 少許 すこしばかり ヲ細末 さいまつ ニシテ牛酪 ぎゅうらく 大一匙 さじ ヲ以テ煎 い リ水一合五タ しゃく ヲ加 くわ へ鶏 にわとり  海老 えび 、鯛 たい 、蠣 かき 、赤蛙等ノモノヲ入テ能 よ ク煮 にて  後 のち 「カレー」ノ粉 こな 一匙 さじ ヲ入煮ル1西洋一字間已ニ熟 じく シタルトキ塩ニ加へ又小粉 うどんこ 大匙二 ふた ッ水ニテ解 と キテ入ルベシ」

 

実は、カレー業界では、誰もが知るカレーです。

日本最古のカレーは、別名「カエルカレー」と言われています。

具材に、現代ではあまり食さない「カエル」が入っています。

「カエル」のインパクトが強く、メディアにも毎年のように紹介されています。

 

井上著『カレーバイブル』でも「日本最古のカレーにはなんとカエルが入っていた!」(P15)に紹介されています。

 

カレー大學およびカレー大学院ではカレーのプロとしては、イロハのイともいえる基礎知識なのでよく出てきます。

 

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さてさて、日本最古のカレー作りに入ります。

材料は、こんな感じです。

・カレー粉はC&B。

・具材は鶏肉、海老、鯛、牡蠣、カエル。

 (右端のカエルはインパクト大)

・玉ねぎでなく長ネギ。

 などなど

 

この具材は、全員できれいに切りました。

みなさん、包丁使いもお手のものでした。

 

 

レシピに従い調理。

基本的には煮込むだけですので、作るのは簡単です!

カレーのプロばかりですので、調理はいささか物足りなかったようです!

 

 

 

約1時間で出来上がりました。

こんな感じです。

みんなで取り分けて試食しました。

味の感想は、

 ・魚介の出汁が効いていて意外においしかった!

 ・現代の欧風カレーの原点になるカレーなので歴史のロマンを感じた。

 ・塩のみのシンプルな味付けで当時の味がイメージできた!

 ・現代のカレーと比較ができて勉強になった。

 ・カレーの専門家として自信をもって教えることができる!

 

 

盛り付け例です。

こうみると、具だくさんで美味しそうです。

 

 

 

 

 

終了後は、カレー狂の面々ですので、カレー談議で盛り上がりました。

カレーの夢を語りあったり、

カレーの調理テクニックを教えあったり、

近況を報告しあったり、

話が尽きない感じでした!

 

 

もちろん、名品の湘南スープカレー「20品目の旬菜たっぷりカレー」もいただきました。

「うまい!」の一言。

 

コロナが落ち着いてきましたので、

これからカレー大學、カレー大学院でイベントや研修などを順次、開催します。

卒業生の皆さんのカレーライフをフォローアップしていきます。

積極的に参加してください。