お待たせいたしました!!カレーオブザイヤー2018発表です!!ヾ(@^(∞)^@)ノ | カレー大學(カレー大学)のブログ

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カレー大學(カレー大学)は、特許庁に商標として登録。日本でカレーを学ぶ最高峰のカレーの市民大学と言えるでしょう。カレー大學(カレー 大学)を基本の学び場として、さらに学びたい方にはカレー大学院、プロを目指す方はカレー博士コースの上級課程を用意しています。

こんにちはニコニコ

カレー大學事務局 小林です。

 

先日1月22日、よみうりカルチャー恵比寿にて

カレーオブザイヤー2018が開催されました!!

☆ワ-(ノ。・ω・)八(。・ω・。)八(・ω・。)ノ-ィ!!!

 

天候が心配される中ではありましたが

滑り込みセーフ!無事開催されましたよ音譜

 

早速ですが、前年に引き続き、食レポといえばこの人!

カレー大學大学院2期卒業生の名久井さんに

レポートしていただきましたので

早速発表してまいりましょう!!!!

以下、名久井さんレポートです。

 

    ダウン   ダウン   ダウン

 

 

1月22日の「カレーの日」(※)を記念して、2018年1月22日、よみうりカルチャー恵比寿で

「カレー・オブ・ザ・イヤー2018」が開催された。 

 

「カレー・オブ・ザ・イヤー」とは、カレー総合研究所が

2017年に創設した賞のこと。

カレー業界の中で革新的または画期的であるが、

まだ業界外に十分認知されていない商品に授与するもので、

2018年は10部門設置された。

選考方法は、全国各地にいる約500人のカレー大學卒業生による

推薦(自薦、他薦問わず)をもとに、厳選な審査のもと決定する。

 

※カレーの日とは…1982年1月22日に、

全国学校栄養士協議会が全国の小中学校の給食でカレーを出そうと試みたことが由来し、カレーの日に制定されている。 

 

当日は雪が降る悪天候だったにもかかわらず、

さまざまなメディアや一般観覧者が駆けつけ、会場は満員に。

また受賞者たちも、北海道や福島、静岡、山口など

遠方からも参加された。

 

 

▲講演の様子

 

イベントは2部構成になっており、 

第1部では井上学長より「2018年カレートレンド最新事情」について講演と、「カレー大學健闘賞」「一条もんこ賞」の授与があった。

第2部からは「カレー・オブ・ザ・イヤー2018」の授与が行われた。

 

今年から「カレー大學健闘賞」「一条もんこ賞」を創設。

「カレー大學健闘賞」はカレー大學を卒業した方が、成果を出した2017年の活動に対してカレー大學側から贈る賞のこと。

また「一条もんこ賞」は、

カレー大學の名物講師である一条もんこさんが選定した、2017年にがんばった企業および商品に贈る賞である。

 

▲一条もんこさん

 

「カレー・オブ・ザ・イヤー」の受賞商品・店舗および受賞理由は以下の通り。

 

1)カレールウ部門 

「きわだちカレー」ハウス食品株式会社 

●受賞理由 固形ルウでカレーを作る場合、なかなかスパイス感を出せないという課題点があった。

そこで「きわだちカレー」はルウをペースト状にし、さらにレトルトパウチなどの技術革新により、スパイスの香り高さと複雑な味わいを再現することに成功。 

発売から約半年間で210万袋を売り上げるほどの大ヒット作になった。

 

 2)レトルトカレー部門 

「純欧風ビーフカリー」株式会社中村屋 

●受賞理由 鶏肉を使った純印度式カリーが有名な新宿中村屋が、従来の概念を打ち破り、牛肉を使った欧風カレーを商品化。

しかも2種類のレトルトカレーをあいがけして食べるタイプで、1箱にレトルトカレーが2袋入る。

高価格帯の商品であるが、全国で売れる人気商品となった。 

 

3)カレーパウダー部門 

該当なし 

 

4)外食飲食店部門 

「アパ社長カレー」アパホテル株式会社 

●受賞理由 ビジネスホテルでオリジナルレトルトカレーを2011年から発売開始し、現在までに累計280万食ほど売り上げる、記録的な販売数を誇る。

味のクオリティにもこだわり、また商品名、パッケージともに斬新なスタイルが顧客の心をつかんだ。

レトルトカレーに加え、カレー専門店も出店し、カレー業界での注目の的となった。

 

▲アパホテルの社長である元谷芙美子さんもお見えになった

 

 

5)地域カレー部門 「大阪スパイスカレー」

大阪でスパイスカレーを展開する店舗全店 

●受賞理由 大阪発祥のスパイスカレーは、2017年に全国で注目されるほど大ブレイク。

東京でも話題になり、新店舗やレトルトカレーの商品なども登場した。

 

 6)ご当地カレーまちおこし部門 

北海道函館市「はこだてチャウダーカレー」 函館市・はこだて雇用創造推進協議会

●受賞理由 函館市の新ご当地グルメ「はこだてチャウダー」を、地元有名店がカレーで参加し、異例の大ヒットを記録。

2017年2月発売から、函館空港のメイン飲食店「函館空港レストラン」において「函館空港チャウダー/ヨーロピアンカレーテイスト」を販売し、常にベスト5位に入るほど人気メニューになった。

 

 7)ご当地レトルトカレー部門 

※カレー大學生が地方で発掘し、話題になった2点 

・静岡県「やきとりカレー」株式会社ホテイフーズコーポレーション 

●受賞理由 静岡を代表する企業のホテイフーズが開発。

自社の缶詰「やきとり」とカレーを融合させた和ダシの効いたレトルトカレーで、やきとりがゴロゴロ入っている。

静岡県のみ限定販売。 

・愛知県「みそかつカレー」株式会社まるや八丁味噌 

●受賞理由 カツとカレーが一体化したカツカレーのレトルトカレー。

カツとカレーを別々の形態ではなく一体化させた珍しいタイプ。

さらにご当地グルメである八丁味噌を生かした味わいでクオリティも高い。 

 

8)新店舗部門 

「旧ヤム邸 シモキタ荘」

●受賞理由 大阪スパイスカレーシーンを牽引する人気店が、2017年7月に東京・下北沢に店をオープン。

行列ができる人気店となり、テレビや雑誌などのメディアによく取り上げられた。 

 

9)新商品部門 

「噂の名店 大阪スパイスキーマカレー お店の中辛」エスビー食品株式会社 

●受賞理由 大阪スパイスカレーの代表店「コロンビア8」のカレーを商品化。

「香りスパイス」と「焙煎カシューナッツ」の袋もパッケージに同封し、食べる直前にカレーソースの上に振りかける。

斬新なレトルトカレーの食べ方を提案するとともに、再現不可能と思われていたスパイスカレーを自宅でも味わえるようになった。

 

 10)特別賞/がんばれ地方応援賞 

カレー専門店「笑夢(えむ)」福島県福島市 

●受賞理由 カレーの外食文化があまりない福島県にて、10年以上続く人気のカレー店。

近年は店舗が拡大するなど急成長中。

ブームになる数年前からスパイスカレーを提供するなど、独自のスパイス理論を駆使し、地元ファンの舌をつかんでいる。

東北で今後、成長が期待できるカレー店として選ばれた。 

 

特別賞/発想賞 

「100kcalマイサイズいいね!プラス 糖質が気になる方の欧風カレー」大塚食品株式会社 

●受賞理由 レトルトカレー初の機能性表示食品。

従来の量販店ルートで展開せず、新規の調剤薬局ルートに展開し、発売以来順調に実績を伸ばしている。

 

 

 以上が、「カレー・オブ・ザ・イヤー2018」の受賞商品および店舗である。

 

     インド   インド   インド   インド   インド   インド

 

「カレー大學健闘賞」「一条もんこ賞」の受賞商品・店舗および受賞理由は以下の通り。 

 

カレー大學健闘賞

 

・レトルトカレー「野菜を主役にしたカレー」(JA東京むさし) カレー大學が初めてプロデュースしたレトルトカレー。

カレー大學出身者が50人以上携わり完成させた。 

 

・飲食店「カレー大學 銀座食堂」(カレー大學飲食チーム、山崎三芳シェフ) 

カレー大學初の飲食店企画で、2017年7月の1カ月間限定で銀座にオープン。

カレー大学院卒の料理人・山崎三芳がシェフとなり、スパイスカレーを提供。

連日売り切れるほど人気を博した。 

 

・プロジェクト企画「全日本カレーパン振興会/カレーパン通信」 

カレーパンを盛り上げようとカレー大學卒業生たちで設立。

カレー大學が普及活動を全面的にバックアップする。 

 

・マーケティング企画「レトルトカレークラウドファンディング」(レストラン中台) 

個人経営の飲食店がレトルトカレーを開発することは困難であるが、クラウドファンディングを活用し、見事レトルトカレーの商品化に成功した。 

 

・地域カレーメニュー企画「あけぼの珈琲/プレミアムビーフカレー」(株式会社ニッシンコーポレーション)

山口県下関市のコーヒー専門店「あけぼの珈琲」が同市に寄港する豪華客船のカレーをイメージして開発。

シリーズ累計月550杯以上を販売し、地元では大ヒットと評判になった。 

 

 

一条もんこ賞 

※()内は一条もんこさんによるコメント 

 

・株式会社エム・トゥ・エム 

女性社長が次々と新商品を生み出し、急成長中のカレーメーカー。 

(女性ならではの視点でカレー業界に新風を巻き起こし、女性として見習いたいです)

 

 ・「ARTISTE」ヱスビー食品株式会社 

プレミアムなカレーセットとして、税込17,820円の高額商品を500個限定で生産。

ネットで話題になった。 

(まさに「食べる宝石」!ブログでも大反響でした) 

 

・「オーガニックミニマムカレー」アンプラスジャパン合同会社 

カレー大學のWEB講座受講生が、カレーのヘルシー分野に挑戦。

自店で、添加物・小麦粉などを使用しないベジタリアンやビーガン対象にしたカレーメニューを開発した。 

(体にやさしいカレーの未来を託します!) 

 

 

 

 

ひと言で「カレー」といっても、切り口はさまざま。

来年はどの商品や店が受賞するのか、2018年のカレー業界に注目していただきたい。

(名久井 梨香)