2011.03.02 水

晴れ、ふいに天気雨。三月に入ってまた寒い日が続く。

沈黙のめらめらが続いて、やっぱり今日は我慢ならなくて小爆発。

ここはひとつ小爆発しておいてよかった。いずれ言わねばならぬことだからだ。

涙雨。しょんぼりだったけど、ふと小池アミイゴさんのブログでライヴの知らせを見て、仕事帰り行ってみることにした。

しょんぼりのときは、早く帰って寝ちまおうと思うのだが、今日はしょんぼりだからこそ、行ってみようと思ったのだ。


Workshop Lounge SEED SHIP
★★★GARND OPEN!!★EVENT★★★
世田谷区代沢5-32-13 露崎ビル3階

Open :18:00
DJ :小池アミイゴ

●Special Guest Live :
19:00~ ☆ Port of Notes(畠山美由紀/ Vocal、小島大介/E/Guitar)

20:00~☆おおはた雄一
    ☆Boojil(http://boojil.ojaru.jp/menu.htm)-ライブペインティング

21:00~☆セッション
 参加者 :
  山上ひとみ (sax) , 山里ありさ(MountSugar) ,
 菜穂(Taja & Piano)
& シークレットゲスト参加予定

着いたら、数えるほどしか人がいなくて、やってんのかな?と疑ったりしちゃったんだけど、やってましたね。

アミイゴさんのDJタイム。
このSEED SHIPはガラス張りが広くて、辺りの建物や空がよく見える。暮れゆく空、建物の中のぽつぽつ灯る部屋の灯り、チューブから押しひねり出されたようなネオン。下北沢の街。

アミイゴさんのDJは、そんなガラス窓から見えた灯りの下に、ひとつひとつの部屋があって、それぞれの暮らしがあるように、ひとりひとりの思いがあるうたを届けてくれた。

Nick Drakeの「PINK MOON」が聞こえてきた。まだそういえば、おおはたさんのカバーは聞いたことあるけど、Nick Drake本人の声を聞いたことなかった。たしかにおおはたさんの声と混ざり合うものがあるなぁ。

そうしたら、おおはたさんがやってきて挨拶して頂いたのだけど、しょんぼりど真ん中で抜け殻みたいな返ししかできなかった。すまぬぬ。

しかしなんだろう、ライヴの力はすごい。いつのまにかしょんぼりを抜け出して、愛しい時間が流れだすのだから。

*Port of Notes

畠山さんの微笑みがすごく素敵で、口も半開きで見とれてしまった。そして、いい声。

イメージは、マジックカーペットライド。ピチカートファイブの曲にもあるけど(この曲大好き) 、重厚感のあるカーペット。一本一本の糸に畠山さんの声が織り込まれていて、その乗り心地はからだにぴったりひっつき寄り添う感じ。小島大介さんのギターがカーペットを織り込む機織り機。コンパクトでリズム感バッチリで繰り返す正確さみたいな。

*おおはた雄一 & Boojil

おおはたさんの演奏の中で、Boojilさんのライヴペインティング!おおはたさんもBoojilさんも眼差しがとてもよかった。おおはたさんは、あっどんぐり見つけた!というようなくりっとした目。Boojilさんはほんわかムードの印象だが、ライヴペインティングのときは毒を持つ美味しいフグを前に、毒はスパンと切って美味しいものを出すわよという板前的なきりっとした目。

いつも勝手なイメージ遊びに付き合わせて、読んでくれる方いつもすみません。

*セッション

この辺からワイン飲んで少しふわふわしてたので、イメージ遊びは途切れ途切れに。

ふらふらしてたら思いがけずSPUMAやロカリテさんにいたOさんと再会。半年ぶりくらいかな。OさんはSEED SHIPはSPUMAっぽいとうれしそうに言っていた。わたしはSPUMAの段差がいっぱいあるところが好きだったと言ったら、すごい共感してくれた。大切な場所だったんだなと思った。

そんな話のあと、ふと振り返れば床に屈んで居られる方がらいて、なにをしてるのかなと見たら、床についた汚れをこそぎ落としているオーナーさんであった。まだけっこうな人がいる中での作業だったけど、その行動こそがそうせずにはいられない愛しい時間なのだと思う。

生まれてきた場には、いろんな人がいて、もちろん対話をするのも刺激的だと思うけど、その場に紛れていろんな声を聞くのがおもしろい。

最後の最後のアフターライヴで、おおはた雄一さんと小島大介さんのセッションタイム。お互いのギターを交換しての「いつもの珈琲」と「不思議なくらい」

今夜いちばんの熱い時間だったな。
このときにはもうしょんぼり気分なんてものは何処かへいっちゃって、熱い拍手とともに笑っていた。

不思議なくらいによく笑った

ガラスの向こうには街も見えて
灯りもともるけど
もうひとつガラスに映る世界もある
光よりも濃く映る影の街が

遠くはない愛しい影をずっと見つめている