▼みなとこうべ海上花火大会。観光名所のポートタワーが「1000万ドルの夜景」として輝く美しい街に、6500発の大輪が花咲いた。深紅の尺玉は1発で夜空を300m彩る。子供も思わず「きれい」と一言。ひとときの清涼感に包まれた。

 

▼ちなみに花火のギネス大国はアラブ首長国連邦。今年「世界最長の直線花火」(直線13㌔,5分間)と「世界最長の連鎖花火」(4.6km,1万1千発同時)でギネスを達成。去年「世界最大の花火玉」(重さ1t)でもギネス更新している。アラジンのアリ王子も驚く規模感だ。

 

▼「ガムテープ貸すよ。どんどん使って」。神戸の花火開始の3時間前。かき氷や焼きそばを買いに席を外そうとしたが、風が強くビニールシートが飛ばされそう。困った姿を見かねてか、見知らぬ後ろのおじさんが声を掛けてくれた。お礼を伝え、シートを地面に貼り付けた。

 

▼場所取りは競い合うもの。まして後ろの席の人が見知らぬ若者を助けるなんて。気持ちばかりの御礼を送った。露天価格300円のお茶。でも値段に変えられぬ優しさを頂いた。アラブの花火は美しい。「記録より記憶」で言えば、関西の人情をも照らし出す神戸の花火大会はもっと美しい。