こんばんは。


昨日、不動産屋へ行きアパートの賃貸契約の更新をしてきました。


前回の契約書を見つつ担当の方と確認しながら署名や捺印をしていったのですが


そこで感じたのは「正直言ってなんだか良く解らない」ということ。


もちろん契約をするのですから、私も契約書を熟読し


内容を充分理解した上でサインをしなければいけないのですが


「大まかには理解できても細かいところまではちょっと無理」というのが本音です。



私は、車の状態についてお客様に説明をするということを日常的に行っています。


そして昨日の私のように、車についてあまり詳しいことまでは分からない


というお客様も大勢いらっしゃると思います。



そうした時に、お客様の重要な情報源や判断基準となるのは


「お店の人の説明」ではないかと思います


私も普段から、ちゃんと理解してもらえるようになるべく解り易くと心がけてはいますが


本当にお客様にとってそうであったかというとちょっと不安もあります(-_-;)


しかし、私たちを信頼してお車を預けてくださるお客様に


不安や不信感を与えてしまう訳にはいきません。


昨日不動産屋で感じたことをしっかりと心に留め、お客様の視点を忘れないよう


これからもより一層良いサービスを提供できるように努力して行こうと改めて思いました。





さて、前置きが長くなりましたが


今日は、ベンツのW124、E280Tについて。



ポルシェ ベンツの修理、車検の輸入車専門修理工場カレントテックセンターのブログ


W124のステーションワゴンのスタイルは全く飽きがこないですねぇ。


私のいつか(近いうちに?)買うリストの上位です(笑)



今回はマフラーから白煙が出て、普段よりエンジンのパワーも無い感じがする


ということでご入庫頂きました。



確認してみると確かに



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マフラーから蒼白い煙が出ています。


(分かりにくい画像でスイマセン<m(_ _)m>


アクセルをあおるとかなり大量の白煙が出ます。


エンジンの中で混合気以外のモノが燃えているようです。


それが何なのかチェックする方法は色々とありますが


とりあえず目に沁みるのをちょっと我慢して臭いを嗅いでみると


明らかにオイルが焼けている臭いがします。



通常、シリンダー内での燃焼に伴って少量のオイルは燃えているのですが


白煙になって出る程ではありません。


ということはどこからかオイルが燃焼室内に侵入しているということです。



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という訳で、ヘッドカバーを外してみたり、プラグを外してみたり


圧縮圧力を測ってみたりと、各部をチェックしながら


どこからオイルが侵入しているか調べていきます。



とはいっても、オイルが侵入する経路は限られているので


探すというよりは確認すると言った方が正確でしょうか。



まず、よく聞く言葉として「オイル下がり」と「オイル上がり」というのがあります。


オイル下がりはバルブのステムシールからの侵入がメイン。


オイル上がりはピストンリングからがメインとなります。


読んで字の如く、燃焼室の上の方から下がってくるのか


下の方から上がってくるのかということですね。



どちらかといえばオイル下がりの方が発生率は高いのですが


この車両は、ステムシールからのオイル下がりと併せて


圧縮圧力のバラツキも見られた為オイル上がりも併発しているようです。



パワーダウンに関しては、オーバーヒート気味になっていたのが


一番大きな要因だったようですね。


詰まってはいませんでしたが、ラジエーターの冷却効果が


だいぶ低下しているようでした。





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ファイバースコープを使い、ピストンやシリンダーに損傷がないかも確認します。


確認できる範囲では特に傷や損傷は見られませんでしたが


正確に判断するにはやはりシリンダーヘッドを外し


直接目視確認をする必要がありますね。



今回のケースでは、エンジンのオーバーホールが必要となりそうです。


もちろん、往年のメルセデスですからきっちりと手を入れてあげれば


しっかりとそれに応えてくれることでしょう。



W124も、最終でも15年以上経過するモデルとなりました。


良い状態を維持するには大掛かりなリフレッシュが必要なケースも見られますが


それに値する素晴らしい車だと私は思います(個人的に好きなだけ?)


新しい車も好きですが、こうした車が元気に走っているのを見ると


ついつい嬉しくなってしまうのは私だけでしょうか。





効率のいいものに切り替えるのもエコ。


古いものを大切にするのもエコ。


もちろんエコかどうかだけが判断基準ではありませんが


どちらが良いのかなんてことを考えるのはナンセンスかもしれません。


大切なのは気持ちですからね




それではまた。






byサービスフロント鈴木


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