こんばんは。
先日、自宅に非常持ち出し袋が無いことに気付き
今さらながら用意しておくことにしました。
ホームセンターなどはやはりどこも売り切れ状態なので
自分なりの非常持ち出し袋を作ってみようと
手ごろなバッグを用意して色々と詰めてはみたのですが
沢山詰めすぎて咄嗟に持ち出すにはボリュームがあり過ぎ・・・(^_^;)
一度中身を取り出して吟味してはみたものの
優柔不断というか、心配症というか、最低限のつもりが
2泊3日で旅行?みたいな感じになってしまって・・・。
「いざという時の備え」というのは真剣に考えるとなかなか難しいものですね。
持ち出し袋以外でも、色々な面で日頃の防災意識の足りなさを痛感しています。
備えあれば憂い無し。
憂う前にまず備えをきっちりとすることからですね。
さて、今日は
ポルシェ 955 カイエンターボのエアコン修理について。
ちょっと変わった症状で、効きが悪いとか風が出ないとかではなく
運転席側だけ温度調整が効かないという状態でした。
ダッシュパネル内から異音が聞こえるというお話も伺っていたので
もしやとは思いましたが、症状確認を行い診断を進めていくうちに
予想は確信へと変わっていきました。
ココまでで原因が何か分かったか方は相当スルドイですね。
今回の原因はフラップモーターでした。
フラップモーターと聞くとベンツのCクラス(W203)を思い出しますが
このカイエンターボでもフラップモーターが不具合を起こしていました。
という訳で、まずはダッシュパネルの取り外しにかかります。
まずはグローブボックス廻りやステアリング、メーター廻りなどを外していきます。
W203同様、交換するフラップモーターの位置により
ダッシュパネルの脱着が必要となります。
どの車でもそうですが、ダッシュパネルの取り外しは非常に気を遣います。
日差しをダイレクトに受けるダッシュパネルは微妙に変形していることが多く
無理をすると破損してしてしまうので、慎重に作業を進めていきます。
そしてようやくフラップモーターにたどり着きます。
(だいぶ割愛しましたがダッシュパネルの脱着にはかなりの分解が必要になります)
今回は、フラップ自体やリンケージに破損は見られなかったので
フラップモーターのみの交換ということになりますが
交換に伴いダッシュパネルの脱着が必要になるフラップモーターについては
予防整備も兼ねて一緒に交換していきます。
そしてここから折り返し。
取り外したダッシュパネルと分解したコンソールなどを
元通りに組み付けていきます。
完成↑
バラバラになっていた室内も熟練メカニックの手によって
何事も無かったかのように元通り♪
エアコンの各機能もバッチリです。
ダッシュパネル内から聞こえていた異音もすっかり収まりました。
これで今年の夏も快適にドライブを楽しんで頂けると思います!
今回のケースも含め、エアコンの修理には様々なケースがあり
大きな分解が必要な場合もあるので、必ず専門工場で診てもらうようにしましょう。
それではまた。
計画停電中の地域もありますが
皆さん風邪を引かないように気をつけて下さいね!
byサービスフロント鈴木