こんばんは。
私、とうとう入手しました。
流行の最先端にはちょっとウトイ私ですが
やっとこさ、携帯電話を「スマートフォン」というやつに替えました!
しかも防水機能付きのヤツです!
昨日、たまたま立ち寄った電気屋さんの携帯コーナーで
軽い気持ちで「すぐに機種変更出来ますか?」と聞くと
「はい、ラスト一個だけ在庫が残ってます!」という元気の良いお返事。
ラストと聞かされ即答で「じゃあお願いします!」といった具合。
しかし、新しいケータイを手にルンルンで帰宅したはいいのですが
正直、ハイテク過ぎて使い方がよく解りません(@_@;)
目の前にあるそれはもはや携帯電話ではなく、通話機能を持った別の何か(笑)
まぁ、習うより慣れろって言いますしね。
とりあえず帰ったら色々イジッて見ようと思います。
それにしても携帯端末の進歩はスゴイなぁ。
さて、整備ネタの方は
ポルシェ 911 930ターボのチャージランプ不灯について。
一般的にバッテリーのマークの警告灯がチャージランプと言われます。
充電量が低下すると点灯するアレです。
今回はそのチャージランプが点かないという状況。
ちょっと複雑なような気もしますが
何はともあれまずは基本の充電系統の診断から。
結果から言うとこの時点で充電電圧の低下とダイオードの不具合が見つかりました。
ただ、充電電圧の低下も見られる上に
オルタネーターのダイオードが不具合を起こした場合は
チャージランプが点灯しっぱなしになるケースが多いもの。
症状としてはチャージランプが付かないという状況です。
そこからさらに診断を進めていくと
メーター側に組み込まれているダイオードにも不具合が見つかりました。
チャージランプが点灯しないのはこのダイオードの不具合が原因のようです。
ということで、修理内容としてはオルタネーターのオーバーホールと
メーター側のダイオードの交換となります。
まずはインタークーラーを外しオルタネーターにアクセスしていきます。
オルタネーターは取り外すとこんな感じです。
オーバーホールの際は、ICレギュレーターも新品に交換します。
オルタネーターの裏側に付いているハの字型の物体がダイオードプレート。
このダイオードはオルタネーターの中でも非常に重要な役割を果たしています。
(長くなりそうなので細かい働きについては割愛させて頂きます)
ついでと言っては何ですが、オルタネーターの脱着に伴い
ファンベルトとプーリーも交換していきます。
左の外したプーリーを見て頂くと分かると思いますが
ベルトの当たる面が錆びて表面がざらざらになっています。
このせいでベルトがすり減ってしまい、だいぶ痩せていました。
今回は、充電系統の不具合が発生してから間もないようで
バッテリーにもそれ程大きなダメージはありませんでしたが
入庫時の状態のまま走行を続けていれば
バッテリー上がりは避けられなかったでしょう。
実際のところ、何か警告灯が点灯しても
すぐに車の調子が悪くならないケースは多々あります。
ただ、そのまま乗り続けてしまうと
思わぬ二次災害を招くケースも少なくありません。
メーター内の警告灯は車からのSOSでもあります。
何か変化があった場合は、すぐに専門の工場で診断を受けるようにしましょう。
では、また来週。
byサービスフロント鈴木