こんばんは。


それほどひどくはないものの


相変わらず花粉症の症状が続いております。


そんなわけで、体質改善すべく少しでも食生活を整えようと


ここ最近は朝ごはんをきっちりと摂るようにしています。


といってもさすがに毎朝自分で朝ごはんを用意する程


早起きが得意な方ではないので


出勤途中にコンビニで買ったりすることもあるのですが


やはり朝食を摂ると午前中の脳の回転が違います。


体質改善?になっているのかどうかは分かりませんが


少しは健康に近づいているような気がします(笑)


朝は忙しくて食事してるヒマなんかない!


なんてこと言わずに朝はしっかりご飯を食べましょう!






さてさて、今回はステアリング関係の不具合でご入庫頂いた


ベンツ W124 300E について書きたいと思います。




状況としては


・高速走行時にハンドルが落ち着かない(遊びがある感じ)


・悪路走行をした時にハンドルに「ガタガタ」と振動が伝わる時がある


・ハンドルを一杯まで切ると「ガクッ」となる


といった具合です。




どんな修理でもそうですが、まず行うことは症状の確認。


テスト走行をしてみると確かにハンドルの操作感がおかしいですね。


お客様に伺った症状もはっきりと確認が取れました。


症状の出方からすると不具合の原因は比較的分かりやすそうです。



ということで、リフトアップして「ココかな」というところをチェックすると・・・


やっぱり。


思った通りの原因でした。


その原因とはコレ↓



ポルシェ ベンツの修理、車検の輸入車専門修理工場カレントテックセンターのブログ


と、コレだけ見ても何だかよく解らないですよね。


これはステアリングのドラッグリンクに接続されている


アイドラーアームのブッシュです。


ここでガタが発生していたのです。



今はラック&ピニオンのギヤボックス(ステアリングラック)が多いですが


以前はボールナット式のステアリングギヤボックスが多く採用されていました。


そのボールナット式の場合、ギヤボックスとドラッグリンクをつなぐ


ピットマンアームというアームがあり、それと平行になる様に


助手席側にはボディとドラッグリンクを繋ぐアームが取り付けられていました。


それがアイドラーアームです。



と、口で説明しても分かりづらいので画像をご覧下さい。



ポルシェ ベンツの修理、車検の輸入車専門修理工場カレントテックセンターのブログ


助手席側のエキゾーストパイプ下あたりに位置しています。



最初の画像ではそれ程差があるように見えませんが


取り外したブッシュと新品のブッシュを比べてみると


ガタが出ていた方はだいぶ痩せていました。




ポルシェ ベンツの修理、車検の輸入車専門修理工場カレントテックセンターのブログ


取り外した状態はこんな感じです。


この筒の様な部分がボディに溶接されていて、そこにブッシュが入り


上部にアイドラーアームが取り付けられます。



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これは組み付けている途中ですね。


ナットを閉め込んでブッシュを入れていきます。




走行安定性に影響する部分としては


足廻りのブッシュなどがよく知られていますが


このようにステアリング関係の部品も影響してきます。




なんとなくふらつく感じがしたりハンドルが落ち着かないような場合は


足廻りのパーツと併せてステアリング関係のブッシュや


ボールジョイントなどもチェックしてみると良いかもしれませんね。


もちろん、車検や点検の際には必ずチェックする部分でもあるので


体感できる症状があらわれていない場合でも


ある程度ブッシュが痩せてきているようであれば


その時点で交換しておくと安心ですよ。



それではまた。





byサービスフロント鈴木


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