こんばんは。
もうそろそろ1月も終わってしまいますね。
ホントにあっという間です。
もう来週からは2月。
そう、だんだんとあの季節が近づいてきているのです。
恐怖の花粉症シーズンが・・・。
私は重度の花粉症で毎年この季節はかなり憂鬱です。
しかも今年の花粉の量は例年と比べて10倍とかなんとか。。。
今年の私は一体どうなってしまうんでしょうか(ToT)
シーズンインはまだ少し先ですが今から不安です。
きっとこのブログを読んで頂いている方の中にも
同じ不安を抱えてらっしゃる方がいるんじゃないでしょうか。
というわけで花粉症の皆様、健闘を祈ります。
あと症状を緩和させるいい方法があったら教えて下さ~い!
さてさて、今日ご紹介するベンツ W203のC240は
AT(オートマチックトランスミッション)不調でご入庫頂いています。
AT不調というと、変速の異常が代表的な症状ですね。
変速ショックやシフトタイミングの異常、シフト固定などなど
ひどい場合は走行できなくなるなんてこともあります。
今回の車両はなかなかシフトアップしないというのが主な症状でした。
特に冷間時は症状が顕著に出ていますね。
一通り症状を確認してから診断にかかります。
ATの点検の場合、兎にも角にもまずはATF。
量や汚れ具合、鉄粉の混入の有無などを見ていきます。
そして次はテスターでのチェック。
昔のATはいわゆる機械式と言われるものでしたが
この年代のATは当然ながら電子制御です。
いうことは制御をつかさどるコントロールユニットがあり
AT内部にもセンサー類が組み込まれている訳です。
そういった電子部品の良否判定をする上で
テスターでの診断は欠かせない作業となっています。
今ではもう一般的になった診断ツールですが
もちろんこれだけでどこに故障があるかが解る訳ではありません。
コントロールユニットが記憶している故障の記録や
各センサーの出力などを把握することで的を絞っていき
そこからさらに現車の各部品の点検をしたりして原因を特定していきます。
AT不調の原因となりうる箇所としては
AT本体やATFはもちろんのこと
内部に組み込まれているセンサーやコントロールユニット
そしてそれらを繋いでいるハーネスなどが考えられます。
どの部分もテスター診断だけで状態が把握できるわけではないので
実車の点検というのは非常に重要な判断基準になります。
ちなみに、今回の不調の原因は
漏れによってATFの量が著しく減ってしまっていたことでした。
これだけ聞くととても単純な話に聞こえますが
システムが複雑になって構成部品が増えれば
不具合の原因となる可能性のある部分も増えるので
答えを導き出すにはそれなりの診断作業が必要になってきます。
最近の車はATFのレベルゲージが付いていない車種も多く
(エンジンオイルのレベルゲージが付いていない車もあります)
だんだんとオーナーが自ら車のチェックをすることが難しくなってきています。
システムが高度化する中で診断も難しい部分が増えてきているように感じます。
そんなわけで、少しでも不安や異常を感じたら
専門の工場に一声かけて下さい。
心配事は少しでも早く解消して気持ちよく愛車に乗りましょう。
なんだかまとまらないブログになってしまいましたが
ご多分にもれず私も昨日夜更かししてしまったクチですので
今日はこのへんで(笑)
ガンバレ日本!
byサービスフロント鈴木