こんばんは。


突然ですが、


実は今朝、愛車のエンジンが掛りませんでした(*_*;)



いつものように出勤しようと車に乗り込みキーを回すと


あれ? 掛らない・・・。


再びキーを回すもむなしくクランキングの音がこだまするだけ・・・。


耳をすましてもう一度キーを回してみると・・・


燃料ポンプが動いておりません!


急いで部屋に戻り、検電棒を手に取って車の下に潜り込みます。


結果、電源OK!


どうやら燃料ポンプが引退して第2の人生を歩もうとしているようです。


しかし、こんなこともあろうかと確か押し入れに予備の燃料ポンプがあったはず。


とはいえポンプを換えるにはガソリンタンクを降ろさなければいけないので


今度の休日にでものんびりやろうかと思います。


せっかくだからホース類も換えてあげましょうかね。





さて、今日は皆さんにとって一番身近なメンテナンスである


エンジンオイル交換について少し書いてみたいと思います。



ポルシェ、ベンツの修理、車検の輸入車専門修理工場カレントテックセンターのブログ



ディーラーのサービス工場や一般の整備工場はもちろん


ガソリンスタンドやカー用品店など様々なところで出来るので


車のメンテナンスの中でも最も身近で


尚且つ実施する回数も一番多いのではないかと思います。



しかし、実際のところ


オイル交換の重要性について充分に理解されている方は


意外と少ないのではないかと思います。


エンジンオイルは人間でいうところの血液に例えられることも多く


その役割は非常に重要なものです。


エンジン内部の潤滑はもちろん、冷却や洗浄


摺動部の摩耗の抑制や防錆なども大切な役目ですし


油圧メカニズムの作動油としても働きます。


つまり、オイルが無いとエンジンは回ることができないのです。



それ程重要なエンジンオイルではありますが


正直、良くはないものの汚れたオイルでも車は走ってしまいます。


車種によってはオイル交換してもその効果を体感することが難しい場合もあります。



という訳で、オイル交換をするのとしないのとではどれだけの違いが出るのか


分かりやすくエンジン内部の汚れという観点から見て行きたいと思います。



まずはこまめにオイル交換されているエンジンです。



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こちらはベンツのW124 E320のエンジンですね。


シリンダーヘッドカバーが外されている状態です。


タイミングチェーンやカムシャフト廻りなどは


まだしっかりと金属その物の色をしています。




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こちらはポルシェの930です。


空冷エンジンですね。


若干茶色がかってはいますが


この個体の年式と走行距離を考えれば比較的良い状態だと思います。



このようにこまめにオイル交換されているエンジンは


内部パーツも清潔に保たれ、汚れの堆積ももちろん見られません。



次はオイル交換の頻度が少ないエンジンです。



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こげ茶色のロッカーアームが見えると思います。


元は金属その物のシルバーだったのですが


エンジンオイルが汚れた状態で走行を続けることにより


内部パーツはここまで汚れてしまいます。


こうなってくると一度のオイル交換ではリセットできず


フラッシングなどをしても完全に落としきることは難しいです。




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これはさらに進行した状態です。


シリンダーヘッドカバーの内側に海苔のような汚れが


べったりと付着しています。


ここまで来るとエンジンオイルその物もかなりドロっとしてきて


本来の性能は完全に失われています。


そうなれば冷却や潤滑の為の油路も通りが悪くなりますし


そもそもの役割も果たせなくなってしまいます。



もちろんコレは極端な例ではありますが


見えないエンジンの中では汚れや劣化といった変化が


確実に進んでいるのも事実です。



人間だってそうですよね。


血流が悪くなれば体調も悪くなるし気分も優れません。


そんな状態ではベストなパフォーマンスを発揮するどころか


正常な状態を維持することも難しくなってきます。




なんだかマイナス面だけを色々と書いてしまいましたが


逆を言えば、最も身近なオイル交換をきちんとしておくことで


愛車の健康を維持することができるのです。


もちろんそれ以外のメンテナンスも必要ですし


車ですから不意に故障することもあるのですが


オーナーが自分で意識して実施するメンテナンスとしては


一番手軽で一番効果が大きいのがオイル交換なのではないかと思います。



人間の血液と違って、車は自分でオイルをきれいにしていくことができないので


オーナーがしっかりと体調管理をしてあげなければいけません。


車検や定期点検以外でも、最低限オイルの汚れや量は


定期的にチェックするようにしましょう。




という訳で、今日はこのへんにしておきます。


オイルの選び方についても書こうと思いましたが


長くなってしまいそうなのでまたの機会にします。



それではまた。






byサービスフロント鈴木


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