こんばんは。


寒いですね。


昨日よりも一段と気温が低いようです。


今年は猛暑がいつまでも続くなぁなんて思っていたら


あっという間に上着が手放せない季節になってしまいました。


そしてもうすぐ11月。


本当に時間が経つのは早いものです。


過ぎた時間を後悔しないよう


精一杯頑張らなければと改めて思いました。






さてさて、ここ最近テックセンターにご依頼を頂く修理内容として


比較的多いのがエンストです。


すぐに再始動が出来た場合やしばらくしてからかかったケース


全く再始動が出来なくなったしまったケースやかかっても調子が悪い場合など


症状の出方や状況は様々ですが


原因として多いのがクランク角センサーの不良です。


クランクポジションセンサーと言われたりもしますね。


このセンサーの役目はその名の通り


クランクシャフトの位置(角度)を検出することです。


エンジンのコントロールユニット(以下ECU)は


このセンサーからの信号をもとに各シリンダーが


圧縮行程なのか燃焼行程なのか、はたまた排気行程なのかといった


それぞれの運転状態を判断します。


そしてそれにあわせてECUがエンジンの制御を行うので


クランク角センサーからの信号がECUに入力されないと


エンジンが回っていないということになり


点火や燃料噴射などの制御が正常に行えないわけです。


これがエンスト、もしくはエンジンがかからない状態という訳です。





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こちらはBMWのE46の3シリーズです。


下の画像がセンサーです。


最初はたまにエンストするという状況で


すぐに再始動もできていましたが


だんだんとエンストの頻度が増えてきて


最終的には再始動が出来なくなりレッカーで入庫しました。





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こちらはベンツのW124のEクラス。


V8の119エンジンです。


E500やE400などはこのエンジンですね。


この車両は、突然エンストを起こし


そのまま再始動が出来なくなってしまいました。






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こちらはBMWアルピナのE34のB10 4.0です。


エンストなどの不具合はありませんでしたが


交換歴が無かった為、車検時に予防整備として交換させて頂きました。





クランク角センサーは、エンジンとミッションの接続部付近や


エンジン前側のクランクプーリー付近に取り付けられていることが多く


交換作業もそれほど大掛かりではない車種が多いです。


しかし、通常の消耗部品のように定期的に交換されることがほとんどない為


不具合が起きてからでないと交換される機会がありません。


ところがひとたび不具合を起こしてしまうと


エンストやエンジンがかからないといった重大な故障に繋がります。




ですので上記のアルピナのB10のように予防整備として


不具合が起きる前に交換しておくのが一番安心ですね。


永年乗っている愛車のクランク角センサーを交換した記憶が無い


または、再始動はすぐ出来るんだけど時々エンストする


なんて方は早めに交換しておいた方がいいかもしれません。



思い当たる方はまずご相談下さい!


トラブルは出来るだけ未然に防ぐのが最良の手段ですよ。





それでは今日はこのへんで。







byサービスフロント鈴木


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