こんばんは。
なんだか一気に秋らしくなりましたね。
風がだいぶ涼しくなってきました。
今年の夏は猛暑が続いた分余計に涼しく感じます。
そろそろ我が家のエアコンも一休みできる時期なので
この機会にしっかりとお掃除してあげないとですね。
次の休みあたりにリフレッシュしてあげようと思います。
さて、こちらはエンジンのリフレッシュの模様です。
前回はクランクシャフトの組み込みと
バルブの擦り合わせのところまで書いたので
今回はその続きを。
クランクシャフト廻りを一通り組んだら
左右のクランクケースを合わせていきます。
オイルが塗布されて光っているナットの頭が
各ピストンホールの縁に見えるかと思いますが
これがいわゆる通しボルトでここにはパッキンが組み込まれます。
並行してシリンダーヘッドも組みつけて行きます。
バルブスプリングを組み付けているところですね。
ここで忘れてはいけないのが
バルブスプリングの取り付け長の測定と調整。
バルブシートの状態などによって、スプリング取り付け長は
各気筒で微妙にバラつきが出ます。
そのバラつきを均一化する為に取り付け長を測定し
必要であればシムを使って調整していくのです。
さあ、シリンダーヘッドが組み上がったら
いよいよシリンダーとピストンの組みつけに入ります。
新品のピストンリングを装着しピストンをコンロッドに取り付けて行きます。
そのあとにシリンダーを組みつけて行くのですが
この工程については2通りのやり方があります。
今回のように先にピストンをコンロッドに取り付けてからシリンダーを入れて行く方法と
ピストンをシリンダーに入れた状態でコンロッドとピストンを接続し
ピストンピンを入れていく方法があります。
エンジンの仕様にもよりますが、ノーマルのエンジンであれば
どちらの方法がいいということもないので
どちらでやるかは好みといったところでしょうか。
ピストンとシリンダーを組み終えたら
次はシリンダーヘッドを載せて行きます。
ここまで来るとだいぶエンジンらしい形になってきますね。
ここで注意しなくてはいけないのがナットの締め付け。
この状態で本締めしてしまうと、カムホルダーを載せた時に
位置が微妙に合わなくなることもあるので、ここではまだ仮締めの状態です。
そしてカムホルダーを合わせて行きます。
この調子でどんどん組み付けを進めて行きます。
エンジンオーバーホールもいよいよ大詰め。
まだいろいろとやることはありますが
もう少しでエンジンがボディに載ります。
完成まであと一歩、ではありますが今日はここまで。
それではまた次回。
byサービスフロント鈴木







