海外で暮らしていると、日本の食べものが意外な形で人気を集めていることがあります。イギリスで最近、大人気なのがKatsu Curry(カツカレー)です。
ロンドンでは寿司やラーメンに並ぶかと思うほどの勢いで浸透していて、日本食レストランの看板には大きくメニューに掲げられています。ジャパニーズカレーの代名詞=カツカレーと言えるほどの注目度のよう。
イギリス日本食チェーン店発チキンカツカレー弁当が大人気!海外の反応は?
例えばイギリス拠点でロンドンとニューヨークに展開する日本食ファストフードチェーン店「Wasabi(わさび)」では、チキンカツカレー弁当が人気メニューのひとつ。大手スーパーやその系列のコンビニのような小型スーパーにも卸しているらしく、あちこち各所でも冷凍販売されています。
冷凍のカツカレー弁当を買ってみたところ、ごはんの上に大ぶりのチキンカツ。その上にとろっとしたカレーソースをかけていただくと、まさに日本のあの味! チキンカツは、日本の豚カツに比べて大きいサイズですが、ポークではなくチキンなので意外と簡単に完食してしまいます。
箱の温め方には、ソースは電子レンジにて、カツはわざわざ別にしてオーブンでカリッと温める方法の説明が書いてあります。せっかくならカツカレーをおいしく食べたいという、気合いが感じられます。
日本カツカレーの海外の反応は?ジャパニーズカレーの味は甘口でマイルド。大人も子どもも大好き!
周りの知人友人、ソーシャルメディアや口コミのレビューを見ていると、日本のカツカレーに対する海外の反応は想像以上に好意的です。
イギリスや海外では辛いカレーが主流なので、甘くて食べやすいジャパニーズカレーは新鮮なようです。大人から子どもまで、広い世代にファンがいるとか。
また、揚げ物とごはんとカレーソースというコンビネーションの満足度の高さが、リピーターを引き寄せているそうです。フィッシュアンドチップスなど、もともと揚げ物好きな文化とマッチしたのかもしれませんね。
寿司やラーメンもいいけれど、海外でも毎日食べたいcomfort food(ほっとする食べ物)として親しまれている印象です。
海外スーパーで発見!カツなしカツカレーソースはベジタリアン対応
最近は海外のスーパーでも、カツカレーに関連した商品が増えてきました。ある日、ふと目に入ったのが、「Katsu Curry Sauce」という名前のボトルタイプのソース。
ソースのみで、カツは入っていません。それどころか、ベジタリアン対応マーク(Vマーク)が付いています。
日本人としてはちょっと不思議な感覚ですが、どうやら海外ではカツカレー=甘口の日本風カレーソースという代名詞のように使われ始めているようです。
訪日観光客にもカツカレーブーム?日本でお土産需要のチャンスも⁉︎
こうしてカツカレーがジャパニーズカレーソースとして広がっていくのを見ていると、これから日本を訪れる外国人観光客の間でも、本場のカツカレーが食べたい!なんて目的意識があるのかも。
日本のお土産として、おいしいレトルトのカツカレーやソースなどもおすすめしたいですね!








