十世林鐵元門入 | 囲碁史人名録

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 家元林家の十世林鐵元門入は、九世林門悦の実子で、文化2年(1805)に二段で跡目となり、御城碁に初出仕している。
 一男一女をもうけるがいずれも早世したため、父の門悦は、当時本因坊家跡目であった本因坊元丈に門下の船橋元美を鐵元の跡目として迎えるよう要請し内諾を得ていたと言われる。
 鐵元は文化11年(1814)に門悦死去により家督を継承し、その後六段まで進み、文政2年(1819)に亡くなっている。
 

【囲碁史紀行】 林家の菩提寺 快楽院