田舎の家の電灯器具が壊れ(古すぎて蛍光灯へのソケットが砕けてた)ているのを前回に行った時に気が付いていました。

 

器具を交換しよとしたら、古すぎて接続がコンセント形式。(;^_^A

あげく、天井からは鎖でつるしている、「そういや昔こんなの在ったな~」てやつで、

天井裏からの配線は、磁器(骨董品?)のケース内で接続&生地?編み込んだ線に昔の白熱球を差し込むソケットにコンセントのアダプターという、えぇ~な仕様でした。( ̄▽ ̄;)

松下幸之助の有名な二股ソケットの時代の黒いやつね。(笑)

 

そのままでは合う器具が無いし、老朽化しているだろうし漏電が怖い・・・・。

 

これはまずいって事で、電気工事を知り合いに頼んで、天井から下の接続カバーと配線&シーリングソケットに交換、工事は6ッカ所してもらい、器具4つをLEDの照明に交換。

一応天井裏から来ている線も確認してもらい、配線の抵抗値?も確認してもらいOKを貰った!

 

 

前置きが長々とごめんなさい。

 

 

 

 

この工事の付き添いで田舎に行く序に、前回研いだ鉈を持ち帰り、数年前に鋸の錆取りをした際に、物入の奥に有った一丁の鋸に気が付かずに放置していて、その鋸と前回は手を付けなかった、腰鋸を錆取りの為に持ち帰った。

 

 

 

錆取り後。

 

 

 

 

 

比較に、通常サイズの腰鋸です。

 

全長がおおよそ1070mm位で、改良刃が出る前の古い時代の物でしょう。

古い割に状態は悪くはなかったのですが、所々白く見えるのは錆取りにオービタルサンダーを使ったからだと思います。

昔の作り(黒打ち?)で槌で伸ばしたまま整形をほとんどかけて無いようで、ちょっと凸凹していて、サンダーは平面を出そうとするので、高い所が擦れたからでしょう。

 

これは、おそらく祖父が持っていた物で、昭和30年代半ばで亡くなっているから、私は顔を遺影でしか知りません。

明治生まれだろうから、大正後期~戦前の物だろう?と思っていて。最低でも80年以上前の物じゃないかな?

その割に程度が良かったのは、父が大事に置いていたのだろうと。

 

 

土佐の鋸ですが、銘が微妙に読み取れない&崩しているので判別し辛く、「片村」かなとは思いますが自信は有りません。

名前も打ってあり、「島村春喜」かな?と・・・。

 

 

想定の時代だと、山村で有った田舎は市街地から徒歩しか交通手段が無かったので、左程遠い地方の鍛冶屋では無かっただろうとは思っています。

 

 

あと腰鋸ですが、数が有るので・・・。

父が亡くなってから早10年が経ち、それ以前からの放置なので状態はあまり良くなかったです。

錆が深く入っている状態では無いので使うには問題ないのですが、見た目がね・・。

 

数丁は、営林署に勤めていた人の遺品を貰っているので数は有りますが、実際に使う事は激減していたので仕方ないのでしょうね・・・。

 

 

 

 

 

左の二丁が改良刃ですが、改良刃は挽始めが挽きにくいので、元の方に普通刃を残してあり、挽きこみが上手くいけば改良刃部分で挽きます。

左端がその目的、二番目が半改良刃って感じでしょうか?

改良刃は、まっすぐ引かないと引っ掛かりを感じるので、それなりにコツが要ります。

 

右端は・・・・・・多分購入したものでは無くて誰かに譲ってもらった物かも?

このサイズを使う用途が無い気がします。(このサイズで切るならチェーンソー)

左の3丁は古い物だし使用して減っていますが、右端は比較的最近の物なので。

 

 

銘は

 

 

 

 

全部土佐の鋸ですね。

片勝、片浅、片武(この三つは地元かも?)国光 原福(此処だけ現存)分からないのが二丁かな?

昔は土佐の山林鋸鍛治も何軒も有ったようですが、時代が古すぎて全く知りません。

 

銘に「片」が付くのは、土佐山林鋸の発祥地の地名に由来するそうで、その継承の流れかも知れませんね。

 

もう使う事もあまり無さそうですが、田舎に持ち帰って保存ですね。

記憶があまり定かでは無いのですが、私自身が鉈を買った事は一度しかありませんでした。

 

理由としては、元々家に鉈が有ったのと、山関係の仕事をしている時には父が鍛冶屋にオーダーし、柄と鞘は父が作った物を使っていたからです。

貰い物も有ったしね!

 

たしか、35~40年前頃に、龍河洞に妻と行った時に両方の父に「父の日」の贈り物として二丁買った物の一丁です。 

龍河洞は土佐打ち刃物の本場?香美市ですから。

 

今思えば、父の日に鉈って今以上仕事をしろって事になるのか??(笑)

 

 

 

 

 

 

柄は父が挿げ替えています。 最初に付いている柄は仕込みが気に入らないって事で。

柄の長さで、本格的に使うつもりが無いのがアリアリと・・・。

鞘は欲しい所にステンレスで補強が入っているし、巻いて締めているので良いです。

 

多分、昔からの桜巻きは元々鞘の補強で入れていた物じゃないかと考えていて、多少の装飾用と見栄えが良いものの、父が手間をかけてまでやるとは思えないので。

あと、鞘先の補強はアルミ板を加工して自作の鞘にも一時入れていました。

 

実際に林業で使うと、朝露で濡れるし鞘先は切株や土に当たったりして痛むので白木の鞘そのままでは、痛むのが早そうに思います。

 

 

 

 

此処迄引っ張っておいてなんですが、父はほぼ使いませんでした。(笑)

理由は、柄の角度が緩すぎる。山田(地方銘)の鉈は甘いから刃持ちが悪い。(好みと偏見)

 

結局のところ使われないまま放置されていた影響も有って、柄がこの通り虫食いだらけになっています。

 

 

 

 

 

本当は両刃の鉈を求めたのですが、両刃だと少し厚身の細幅の物しかなくて、丁度扱い易いだろうサイズを優先した結果だったと記憶しています。

 

長い事使われなかったものですが、父が衰え始めた17年ほど前から田舎に帰った時のシキミを取る時とか、家の周りの木や柚子を切ったり、孟宗竹を切ったりで私が使っていました。

ただ、多少刃が鈍っても鉈は使えるので、研がないまま放置していました。

 

せっかく鉈好きのブログも見ているので、気を持ち直して家に持ち帰って研いでみましたが、この鉈って購入から一度も研いでない事が発覚。(;^_^A

 

 

鎬面も裏も少しボコボコで、ムラ取りにちょっと苦労した。

研ぐのが初めてだな~っと分かった理由です。(-_-;)

 

 

 

 

 

鉈先の部分は何故か刃先が出ている感じになっていたから、鉈先だけ荒砥石でゴリゴリ先を削ったらやりすぎて、刃先が引っ込んじゃった。

その手前は砥石が当たらないほど引けてるし・・・・。

まあ、購入者が上手く研げって事です。 長年放置する人が悪いよね!

 

雨に日なんかにも使ったし手入れをして無いから表は錆びてますが、裏と鎬面は樹液が付いて保護の役割になるので深い錆は有りません。

裏が意外にボコボコですが、これ以上研ぎたくないので一部揃ってないのは諦めた。

 

刃先は良い感じに刃が付きますが、研いだ感じでは若干甘口かな?ってのが個人的な感想で、勿論悪い訳ではなく、研ぎ易いし、刃の大欠けのリスクが少ないから、むしろ扱い易い程度かなと思います。

硬いと刃持ちは良くなりますが、研ぎにくいし、刃欠けのリスクが高くなり、その扱いに慣れた人用かも?

 

その辺りは好みの部分が大きいので、その人の好み次第ですね~。

むしろ、広く販売するなら刃欠けはクレームのリスクが大きいでしょうし。

 

 

ネット社会になってから、初めて製造先が分かりました。

土州、清龍作。 西山商会って所の鉈の様ですね。 銘は読みやすいと助かります。

前回紹介した片刃の鉈の鋼の付け方について聞かれたので、見てみることにした。

 

父には正秀の鉈は片刃の鋼付けをする際に、端を地金に食い込ませている。

とは聞いたいましたが、実際には見た事は有りませんでした。

 

丁度質問が来て、私自身も疑問に思っていたので、せっかくの機会が出来たので確認してみました。

丁度、父親が木の皮を剝ぐために鉈先を荒く削っていたので、其処を研いでみた。

研ぎにくいけどね・・・。

 

 

上手く研げてないのと光の関係で見えにくいけど、鋼の端を地金に食い込ませているのが分かるかな~?? 色が少し変わってクサビ形に入ってる部分です。

 

 

 

 

私自身、初めて確認してみましたが、父が言っていたのはコレだったんだと納得することが出来ました。