僕の頭の中は
ぐるぐるしている。

最近、知人の悩みに

「人は皆、考えが一緒じゃないんだ。
例えば、人は惑星でね。

『そちらは酸素ありますか?』
『そちらに海はありますか?』
『そちらに猫はいますか?』

そんな感じで確認して、
共通の話題や価値観があれば
姉妹提携するイメージ。

『二酸化炭素だよ』
『マグマしかないよ』
『ワニは可愛いよ』

そう返って来たら、
遠目から見る感じになるかな。」

そんな感じで話した。

惑星を守る自衛や交渉術も必要だし、
豊かにする学びもいるかなって。

現代は過剰防衛だったり、
丸裸で無防備の方が主張が通ったり。

僕の考えでは、
お寺の機能が大きく3つに分かれた。

病院、メディア、介護保育施設

健康、悩みの相談
教えの普及、考えの統一
最期の迎え方、育ちの最初

全てにお金がかかる。

電気、ガス、水道のように
生きる上で必要不可欠なものは

誰でも利用できるよう
維持されていたのに。

全てにお金がかかる。

まだ物心つく前から、
よく行くお寺があった。

最初は、
おじいさん住職。

次は、
おばあさん住職。

その次は、
お兄さん住職。

旦那さん、奥さん、息子さん。

母に連れられ通っていた。

今思えば、
県外から嫁いだ母の
拠り所だったのだろう。

温かく迎え入れてくれた。

母はどれだけ救われただろうか。
母は今でも毎朝の写経を続けている。

金の価値は人の
『死にたくない』
その気持ちからついた。

科学が進歩し、
金はただの「レアメタル」になった。

優秀な
「おカネのシステム」
だけ残った。

「猫に小判」という言葉がある。

ずいぶん前に、
猫もお金が使えるって話を書いた。

手を挙げて家の前に座っていると
なんだか知らないけど、お金をくれる。

お金を咥えて、人間に放り投げると
なんだか知らないけど、ご飯をくれる。

人もそんなに変わらないかも。

お金は数字になった。
デジタルになった。

あなたの「点数」はこれだけ。

「この点数をやりくりして
生活してください」

数年前に見たニュースに
中国ではアプリで
自分の数値化した点数が見れるらしい
とあった。

しかも、他人も見れる。

就職も結婚も難しくなると。

結婚については日本も変わらない。
年収を重視するなら。

数値化されない部分は
「ノイズ」になると
養老孟司さんが言っていた。

若者が人に直接会いたくないのは、
生身の人間はノイズだらけだから
みたいだ。

「ややこしい。」

ややこしいのが人間では?

人間は「簡単」になってしまったようだ。

僕は「ややこしい」人間を
包める人になりたい。

母の気持ちがわかってきたから。
母は戦ってたから複雑だったんだ。

あなたの大切な誰かを
包み込んでみませんか?